制約下でのライブについて思うこと
ONE OK ROCK 2017 “Anbitions” JAPAN TOUR、4/23の横浜アリーナに行ってきました。
ゲストライブがなんとMr.Children。
Mr.Children(ミスチル)もONE OK ROCK(ワンオク)も大好きなバンドで、チケットは取れなかったのですが粘って最終的に参加することができました。
どうしても行きたくて、4/22(土)、23(日)とチケットボードを作って挑みました。
主人と2人で立ってました
土曜日とか小雨が降ってる中3時間くらいずっと立ってて泣きたくなりましたが、23日のチケットを譲ってもらうことができました(定価+手数料よりは高かったけどこちらも納得しているからそこはしょうがない)。
そんな苦労して入ったライブでしたが、気になることが。
4月9日の幕張のライブで、ワンオクがちょっとしたニュースになりました。熱中症で倒れて入院したり、ケガ人が出てしまったようです。
まあロックバンドのライブですし多少荒れるもので、これまでも倒れたりケガしたりっていうのはよくあることだったと思うのですが、知名度が上がってきたことでメディアに大きく取り上げられてしまったのかなあという印象でした。
ビックリしたのがその先です。
そのライブ以降、つまりこの横浜アリーナ(幕張2日目もかな?)から、「モッシュ、ダイブ、サークル禁止」を全面的に出してきていたのです。
サークル・モッシュ見つけ次第公演中断・中止
ライブ開始前には主催者側のSOGO TOKYOさんから直々のアナウンスで
「モッシュ、ダイブ、サークルなどの行為を一切禁止とさせていただきます」
と。
しかも2回繰り返す念の押し様。
さらに、
「そのような行為があった場合にはライブを中断・中止とさせていただきます」
とまで。
全員に『連帯責任』という手錠をかけられた気分でした。
そんな中始まったライブ。
初めはゲストライブのミスチル!!!
気を取り直して楽しみました。
ミスチル出演のきっかけは桜井さんの一言
ワンオクの前にミスチルというのがすごく不思議な気分でした。
この前の東京国際フォーラムも外れたので久しぶりの生ミスチル。
演奏は5曲でした。
1. Fanfare
2. 擬態
MC
3. Tommorow never knows
4. 跳べ
5. 終わりなき旅
MCでミスチルが出るきっかけについて話してくれました。
2016年の渚園のライブを観に行って、後日2人で飲みに行った時桜井さんが酔った勢いで「ゲストライブあるでしょ?あれ、出たいんだよね~」とTakaに言ったそうです。
渚園の記録↓
「断りづらかったんだと思います(笑)」と桜井さん。かわいい。
このふくねこ的夢のコラボのライブは日本一かわいい酔っ払いの一言から始まったようです。
しかもその後泥酔した桜井さんをTakaが家まで送ったとか。ずるい←。
桜井さんは渚園のライブでTakaが「ワンオクロックが世界一のバンドだと思ってます」と言ったことに、諸先輩方を前に「言うな!(よくぞ言ってくれるなという意味)」と思ったそうですが、ライブが終わって、彼らが世界一だと認めたとも言っていました。
それ以来ワンオクロックの背中を追い続けていると。
ワンオクとミスチルがつながるイメージがなかったので、桜井さんの口から出る言葉をものすごく新鮮な気持ちで聴いていました。
MCについてはこちらが詳しいです↓
楽しいけど物足りないとワンオクで初めて思った
終わりなき旅で会場が感動に包まれ、ステージの再セッティング。
30分くらいかかりました。スタンディングだったのでけっこう待ちくたびれました。。。(笑)
そして肝心のワンオクのライブです。
ライブ自体はやっぱり良かったし、Takaの歌声や演奏も相変わらず素晴らしかったです。
ただ、何かが足りない。
100%楽しかったかというとYesと言い切れない気がします。
Takaにもっと煽られたかった。
ライブ中のサークルやモッシュは決して安全ではないものですが、楽しくてやっている人たちがほとんどだと思います。
そういう曲の時は危ないと思う人は離れるし、入る人は自己責任で混ざってる。巻き込まれてしまう人もいるかもしれませんが、少なくともふくねこがこれまで入ったことのあるスタンディングではうまいこと住み分けができていました。
ケガ人を極力出したくない運営側の事情も分かりますが、丸っきし禁止にしてしまうのはどうなんだろうと思いました。
ライブ中もみんな抑えてる感じが伝わってきて、サークル作りたいけどどうしよう、というためらいの雰囲気がありました。
「公演中止」という手錠に縛られていたように思います。
他の野外ライブでも倒れる人は倒れるし、ケガする人もいます。
お祭りだってぶつかり合ってケガするし、下手すると亡くなる方もいます。
すべては自己責任だと思うのです。
ケガしてもいいとは思っていません。ケガ人が出たら演者も悲しむでしょうし、一緒に来ている仲間がケガしたら楽しい気持ちで帰れなくなります。
ただ、それを防ぐために今回みたいに運営側から圧力をかけられるのは断固反対です。
MCでもTakaが「バンドが大きくなりすぎるといろいろな制約が出てくる」と言っていました。
煽りについては「やっぱり我慢できなくて煽っちゃうからさ」とか「ケガすんなよ!」とか抑えてるんだなというのが伝わってきました。
サークルのできないCru out。
ただ跳ねて頭を振るだけのThe begginingやMigty long fall。
楽しかったけど、物足りない感がどうしても残ってしまった。
言われたとおりサークルもモッシュもしない。自分も含め、日本人の真面目さを感じました。ライブ中止はみんな嫌ですもんね。
でもそのせいでライブを心から楽しめなくなっている現状もあって、運営側のやり方は違うと思う。
曲が終わって、おとなしい我々を目の前にしてTakaの表情が残念そうに見えたのは気のせいでしょうか。おそらくもっと複雑な心境だったんだと思いますが。
アンコールラスト1曲。完全感覚Dreamer。
ここでみんなが待っていた一言をTakaが言ってくれました。
「お前らここからは好きにしろ!!!」
一気にサークルとモッシュが始まった(笑)
程よい距離で混ざってきました。終わった後のみんなの解き放たれた顔が清々しかったです!楽しかった!
今後のライブもサークルやモッシュが厳格に禁止されるのでしょうか。
ライブは自己責任だし、過保護な運営は行き過ぎだと思います。
この先そんなことが続かないことを願います。
会場やツイッターで見た情報
・サークルやりにくいようにスタンディングゾーン内に変な柵があった
・サークルできてもセキュリティがすぐ壊しに来た
・ヘドバンもやりすぎるとマークされる
・最後の完全感覚Dreamerではセキュリティもモッシュされてた(笑)
おまけ
・MCのときTomoyaがサンシャイン池崎さんの真似して「空前絶後のー!!」までやった(笑)。一度やってみたかったそうです。
・TakaのMCで煽りを我慢できないと言っていたところで、「我慢できないからロックバンドやってんですよ。我慢できたらサラリーマンしてますよ。俺絶対上司に死ね!とか言っちゃうもん(笑)」「あー…ありがとうお父さんお母さん(笑)」と天を見て言ってたのが今回のMC1番のツボでした(笑)。
・ワンオクのセトリはさいアリと一緒でした↓
・必死でチケット探してチケット詐欺に遭いかけました・・・↓