「日本のコストコ」と呼ばれるロピア。単身者にとっての使い勝手はどうだろうと思いながら初めて来訪。店長おすすめ品の特製ボルガライスはボリュームたっぷりで美味しいけど、コスパを考えるとちょっと微妙かも?というお弁当でした。そのボルガライスのレビューです。
ロピアはまとめ買いできれば比較的お得

激安スーパーの部類に入るらしいロピア。気になっていたところついにデビューを果たしました。
実際に行ってみると、たしかにまとめ買いすると通常のスーパーの1~2割安くなるものもありますが、そこまで安くはないなあという印象。OKストアやBigA(あとはカスミあたり?)とそんなに変わらないし、モノによっては一般のスーパーより高いものもありました。
こちらは単身かつ車がないのであまり量を買って帰れない身。お買い得なフライや総菜の500円パックを横目に、気になった「ボルガライス」なるものを昼食に買って帰ることにしました。
ボルガライスって何?

店長のおすすめ品となっていたこの「ロピア特製ボルガライス」。聞いたことのないメニューでしたが、調べるとボルガライスは福井県越前市(旧:武生市)のご当地グルメとのこと。基本は「オムライスの上にトンカツをのせてソースをかけた料理」です。
越前市で30年以上前から食べられていて、「見た目が火山(ボルケーノ)をイメージさせる」、「ロシアの卵料理ボルガにちなんで作られた」、「ロシアのボルガ川から名付けた(ロシアっぽい)」など、名前の由来や発祥には諸説ある謎多きメニューだそう。小学校の給食にも出るそうです。いいなあ。
初見の私は、ケチャップライスにスクランブルエッグ的な卵とチキンカツが乗っているその見た目と、持った時の重さで選びました。
一人前で580g、メガ牛丼に匹敵するボリューム

持った時のずっしり感でウキウキしていたこのお弁当、計ってみると580gありました(器は薄いプラなので誤差範囲でしょう)。
すき家の「特盛」牛丼が約520g、「メガ」牛丼が約605gなので、特盛に玉子1個追加したら580gくらいですね。もしくはメガ牛丼のつゆ少な目。
この重さのお弁当は普通のスーパーではあまり見ないですね。
味付けは甘めで野菜はなし、コスパは…

そしてやはり気になるのがそのお味。
食べてみた感想としては、全体的に「甘い」です。ケチャップライスが甘めなのと(ナポリタンソースだから?)、玉子もほんのり甘く感じました。チキンカツにかかっているデミグラスソースは遠くに苦みを感じる本格的なソース。
トータルで美味しいですが、これ、野菜が一切ない!(笑)。ケチャップライス(ナポリタンライス)は本当にごはんとソースでだけで具材は混ざっていませんでした。玉子も表面にまぶしてあるだけで、オムレツ感はないです。チキンカツは厚くて食べ応えあり。
ただ、具がないことや構成を考えるとそこまで安いお弁当という感じはしないかも。
ロピアのボルガライスは使い方次第ではおすすめ

結論として、美味しいけれどコスパが良いかというと微妙なお弁当でした。お子さんが好きそうな味付けなので、野菜や卵を追加して2人前にして食べると満足度が上がりそうです。
ロピアのボルガライスは、このまま一人前として食べるなら買わなくてもいいと感じますが、アレンジするのには使い勝手のいいお弁当だと思います。
物を選べばお買い得なので、何だかんだまたロピアに行きたくなってきました。次は大きな荷物を持って帰れる体制で…!