海外で現金を受け取れる便利なサービス、ウエスタンユニオン。
リスボンでスリにあってからというもの現金を持たない心もとない毎日でしたが、このたびようやくラスベガスで現金を受けとることができました!
ウエスタンユニオンとは
過去にも一度ご紹介していますが、ウエスタンユニオン(WesternUnion)とは、国際送金サービスのことです。
世界中に窓口があり、窓口が空いている限りほぼリアルタイムで海外送金が可能という便利なサービスなのです。
もちろん手数料はかかりますが、送金手数料だけなのでそこまで高くありません。
チリとかアルゼンチンとかATMの引き出し手数料が高いうえに一回の引き出し額の上限が低い国だと、下手するとウエスタンユニオンの方が安いかもしれません。
もっと早く、モロッコや南米での送金をお願いしたかったのですが、実家がウエスタンユニオンの取り扱い窓口に遠いうえに、受け取った矢先に狙われて強盗にあったらどうしようというのもあり、今回ようやくラスベガスで受け取ることになりました。
まあ国際送金のお願いに踏み切ったのはそれだけじゃなく夫婦間のお金問題もありましたが…。
話を戻して、送り側は受け取り手の個人情報を知っている必要がありますが、窓口さえあれば手続き自体は比較的に国際送金ができる、便利なサービスなのです。
窓口によっては受け取り上限額がある
ウエスタンユニオンの窓口自体はラスベガス中心地にたくさんあります。
ただ、金額に制限があるので注意が必要です。
例えばこの「Walgreens(ウォルグリーンズ)」というドラッグストア。
こちらもウエスタンユニオンの受け取り可能なお店です。
受け取り方は、レジの近くにある自動受付機みたいなマシン(KIOSK)でまず操作をし、それから伝票をレジに持っていきます。
ただし、こちらの窓口では受け取り額に上限があり、送金額が300USD以上だと受け取れないとのこと。
日本円で5万円分を送ってもらっていたので、400USDは超えてしまう。
するとレジのおばちゃんが親切に別の窓口の名前を教えてくれました。
地図まで書いてくれ、バスでの行き方まで。
しかも
「バス代は2ドルよ。2ドル持ってる?大丈夫?」
とすごく心配してくれました。
たぶんおばちゃんの目には“ラスベガスでお金使いきっちゃった子たち”に見えたのかもしれません。笑
そしてその教えてもらったお店(Check City)にはそのおばちゃんの息子さんが働いているとのこと。
レシートの紙に息子さんの名前と「Walgreensの母より」というようなメモを書いてくれました。
旅に出てほんといろいろな国の人の優しさを身に染みて感じます。
Western Unionで300ドル以上を受け取れる場所
教えていただいたのは「Check City(チェックシティ)」というオフィス。
ラスベガスの中心地ストリップからは2kmくらい。
バスもあったけど徒歩でも行けそうだったので歩いて行っちゃいました。
フラミンゴ通りを東にずーっと進み、交差点にその建物を発見。
バスだったらものの10分弱で着く距離です。
おそるおそる中をのぞくと、ありました!
「ここでウエスタンユニオンの受け取りができますか?」
と聞くと、
「まず後ろにある紙に記入して、それからまた持ってきてくださいね。」
と。
振り返るとこんな紙がいっぱい。
スペイン語版と英語版とがありました。
受け取り番号や必要事項を記入し、窓口へ。
※この住所は日本の住所ではなくホテルの住所を記入するようで、窓口で修正してくれました。
担当してくださった窓口の方にちょっとあのおばちゃんの面影が見えたので、
「I knew here from…her.」
と書いてもらったメモを差し出してみる。
すると、
「Ahh, OK,OK.」
とちょっと照れ臭そうに笑ったので息子さんだったのかもしれません。
お金は目の前できっちり数えてくれてレシートもあるので、安心して間違いなく受け取れました。
現金があるとやっぱり安心
これ美味しかった
実はアメリカに入ってからというもの、南米でなかなか使いづらかった時期カードのクレカがいとも簡単に使えてしまい、拍子抜けしています。
現金要らなかったんじゃ…というくらいの勢いで、さすがカード大国アメリカだなと妙に感心。
でもツアー代金が現地払いだったり、システムエラーでカードが使えなかったり、少額だと使えなかったりするお店もあるので、現金持っている安心感は半端ないです。
ラーメンよりカレー食べたい
北米は残り1ヶ月くらいですが、気を抜かずに危機管理をしっかりして臨みます。
お味噌汁と海苔と卵かけご飯が楽しみです。