リスボンスリ事件から6日後の11月7日(火)、ようやくリスボン脱出です。
本当は11月6日に届くはずだった「海外緊急発行クレジットカード」が届かず。
手に入れるためにあれやこれや苦労しました!
スリが居なければ素敵な街リスボン
素敵な景観の街並み
リスボンでスリに遭い、パスポートと手持ちの全財産、クレカを失うという長期旅で最悪な事態に陥ってしまったわけですが、それさえなければ総じてリスボンは良かったと思います。
でっぱりがたくさんある家
物価はヨーロッパでも低め(とはいえ外食や観光にかかるお金は日本と同じくらい)だし、食べ物も美味しいものが多いです。
特にエッグタルトはとても美味しくて何個でも食べられると思ったくらいです。
通称「くちばしの家」
ただ、スリが非常に多く気を付けて歩かなければならないのがとても残念です。
すられてからは守るものは特になかったのですが、やはり緊張感を持って歩いていたので(お財布探しながら)、外歩きが精神的にくたびれてしまいました。
28番の市電は要注意!!
「スリに遭う人が居なくなればスリができなくなり、スリをする人間も減るのではないか」
安直ですが、そう考え勢い余って世界中の観光地の治安情報をまとめたサイトを作り始めました。
まだ枠しかないのですが、近々きちんと公開できたらいいなと思います。
海外緊急発行クレジットカードが来ない
ココナッツカレー味焼きそば6.5€
ところで旅にはお金が必要です。
ネパールルピーが3000円くらい手元にあるものの、両替の取り扱いがないので絵に描いた餅状態です。
(これはネパールのオーガニックティーでネパールに貢献している方のために帰国後に取っておきます)
そこでMaster Cardの「海外緊急発行クレジットカード」を申請して(これも電話が大変だった)、11月6日中に届くはずだったのですが…。
夜22時を回っても来ない…。
偶然ホステルにワーホリで来ている女性の方がいらして日本語でいろいろお聞きできたのですが、おそらく今日はない様子。
楽天カードだったので楽天の紛失・盗難窓口に問い合わせると、こちらでは分からないけどセキュリティセンターなら分かるかもしれないと。
紙製品は路上で売るのが難しく断念
ただ、セキュリティセンターは日本時間の朝9:30から18時(?)。翌朝起きてかけることにしました。
11月7日の朝(日本の夕方)に問い合わせてみたら、追跡状況からリスボンのDHL(輸送会社)で保留になっていると。
なんですとー!!??
そりゃ待っても来ないはずです。
実は追跡番号は前もって教えてもらっていました。
ただ、こちらの深夜2:30頃にドミトリーの部屋で寝ているときにかかってきて、ガサゴソするのが申し訳なくてぼそぼそと話して携帯にメモ(番号を電話で売ってスクリーンショット)したところ、スクショが撮れていませんでした…。
もちろんその後すぐかけなおしたのですが、アメリカのMaster Cardからかかってきていて、自動音声で「担当者の名前を伝える、もしくは内線番号の入力、またはカード番号を入力してください」と流れて担当者の名前も内線番号もカード番号も分からず問い合わせできなかったのです。
「まあ11月6日中に到着することは確実だから大丈夫だろう」と思って安心していたのが詰めが甘かったです。
DHLに電話して支店へ受け取りに
受取りに来たDHLの支店
楽天のセキュリティセンターさんの方からは「お客様の方からDHLに問い合わせていただくしかありません」ということで(そりゃそうですよね)、DHLへの連絡方法を調べまくりました。
ちなみに楽天カードのセキュリティセンターの方は大変丁寧に対応してくださって、感謝しています。
ポルトガル、日本ともに問い合わせフォームから問い合わせたのですが、自動返信以降の連絡はなかなか来ず。
ちなみに日本のフォームから送っても「ポルトガル語か英語で送ってください」の返信が来たりして面白かったです。位置情報?
結局なんとか電話で確認できました。
707505606は固定電話からしかかけられないようで、(+351)211127207にかけたらつながりました。
お世話になりました
2回電話して、1回目に出た男性は英語が聞き取りづらくて「受け取り場所をSMSで送る」と言っていたのにその後全然送って来なくてかけ直しました。
2回目の女性はふくねこでも聞き取りやすい英語で、2回目の電話ということもあって用件をスムーズに伝えられました。
受取り支店の住所のスペルも確認しながら検索して特定。
ここだ!
ただ、12:30~14:30はポルトガルの多くのオフィスはお昼休み。
リスボンから次の目的地セビリア(セビーリャ)へのバスは13:30。
今、11:30。
急いで最後に警察に寄ってお財布が届いてないか確認し、DHLへ向かいました。
ちなみに最後に対応してくれたポリスはドラゴンボールとナルトが大好きで、かめはめ波を打ち合って笑顔でお別れました。
DHLではぎりぎり12:20頃受け取ることができ、バスターミナルへと急いだのでした。
リスボンからセビリアへはIntercentroのバスで
バスチケットの窓口は駅の反対
リスボンの主な長距離バス停はOriente(オリエンテ)という駅の近くです。
他にもあるかもしれませんが、今回はここから出発。
オリエンテ駅にはメトロ(赤線)も鉄道も乗り入れているので、中心地からは離れているもののアクセス良好でした。
DHLが近かったのが幸い
バス停がだだっ広くてびっくりしました。
もう一味欲しかったチキンサンド
リスボンからスペインのセビリア(セビーリャ)まで料金は1人45€。
ネットから買う方が安いかもしれません。
busbudというサイトで検索して購入できます。
西ヨーロッパはこのサイトで検索することが多かったです。
進める!!
バスは13:45出発だったのですが、13:30になってもバスが来ない。
ちょうどこの時、韓国人らしきご家族もセビリアにバスで行くようでした。
その旅行アテンドさんがカウンターに聞きに行って、ポルトガル語で「ここに来る」ということを確認しているのを盗み聞きしてちょっと安心。
こんな風景がずっと続く
結局バスは13:50頃到着し、14:00過ぎに出発しました。
Wi-FIはあるけどつながらないパターン。残念。
ベンツだった
その後バスは4時間ほど走ってようやく休憩に。
エアコンが効いてなくて暑かったのですが、途中で後ろの男性が運転手さんに言いに行ってくれて助かりました。
ぽつんとあるサービスエリア
このバス、トイレ付きなのですが運転手さんに鍵を借りて入るという面倒なトイレ。
走行中に話しかけないのが当然な日本ではありえない仕組みでした。
Faroの夕焼け
30分ほど休憩して再び出発。
途中寄ったFaroという街の景色が素敵でした。
21:30 セビリアに到着
Plaza de Armas
バスは遅れて出発したにも関わらず、スペイン時刻の21:30に到着しました。
ポルトガルとスペインの時差は1時間なので、乗っていたのは6時間半ほど。
でも時差マジックでもっと長く感じました。
到着バス停
セビリアのバスターミナルは広くてきれいでした!
昼間に見るとこんな感じです
街中もきれいで人々がゆったり食事していたり、落ち着いていてちょっと安心。
フランスのナントを思い出しました。
腕相撲も気になる
ホテルに向かう途中の映画館で福山雅治さんと役所広司さん(女性が分からず)の映画のポスターが。
思わぬところで日本を見られてうれしいです。
バスターミナルに近いホテルに宿泊
大きいとこしか空いてなかった
リスボンでのスリの件もあり、ホテルはバスターミナルの近くにしました。
でも大通りと歩いてきた道を見る限り大通りなら22時くらいに歩いても問題なさそうではありましたが、安全のため。
NH Seville Plaza de Armas(NH セビリアプラザデアマレス)というホテルです。
バスルームが部屋を隔てたところにあって落ち着きます。
アメニティが揃っていると手持ちのシャンプーが減らずに済んで助かります。
部屋は広いのにバスルームは狭めでした。
セキュリティボックスも
明日はセビリアの街を散策してきます!
おやすみなさい。