リスボンのスリ事件でへこみまくりですが、パスポート申請とクレカ臨時発行でしばらくリスボンに居ることになったので、ブログを追い付かせていきたいと思います。
10月30日(月)は朝から日帰りでトレドに行ってきました。
戻ってから鉄道駅近くの美術館に行きたかったため、行きはバス、帰りは鉄道で。
これがなかなか良いルートでした!
トレドに行く最安の方法はバス
プラザ・エリプティカの出口
マドリードからトレドへの移動はバスと鉄道があります。
鉄道だと30分強、バスは60分~90分です。
バスだと鉄道の半額以下で行けるので、利便性と間を取ってバスで行き鉄道で戻るというルートにしました。
「TOLEDO」に向かう
バスはメトロ6番(Circular)のPlaza Eliptica(プラザ・エリプティカ)駅からバスが出ています。
乗り場は3階の7番乗り場。
行く日が分かっていれば事前にALSAのサイトから購入できます(乗りたい便の16時間前くらいまでなら買えるようです)。
乗り場前に券売機があるのでそこでもチケットを購入できます。
WEBで買えばチケットは5€。
券売機で買うと5.37€です。往復だ少しと割引があって10€弱。
券売機は英語表記に変更できました。
カード購入可です。
よく分からないけど買えた
2台あるうちの左の券売機には「Solo VISA(Only VISAの意味。たぶんVISAって書いてあった)」と張り紙があったのですがマスターカードで買えました。
最後にPostal codeを求められたのですが、日本の7桁の数字は入りきらず頭の3桁だけ入れたらなぜかOKでした。
調べたらクレジットカードの不正利用防止のための照合らしいです。
照合できてないと思うけど大丈夫かな。
クレカ止められたらどうしよう。
(→大丈夫でした。別の事情で自ら止めたけど。)
券売機で買った後、中華系のご夫婦に話しかけられたけど、「そーりー、じゃぱにーず」と言ったら「ああー」と。
どうしたのかなと思って聞いてみたらチケットの買い方が分からない様子。
英語表記への仕方が分からなかったのだと思います。
だって変なタイミングで表示されるから。
片道で買う案内をしたら「ニードリターンチケット」と言うので往復で買うチケットを選択。
支払のところまでいったので大丈夫そうだなとその場を去りました。
その後も後ろに並んでいた現地の人にまだ聞いていましたが、無事に買えたようです。
バスの列に並んでたら旦那さんの方が「バックチケット??」と聞いてきて、たぶん1枚しかないのでこれは往復かと聞いてきたのだと思います。
1枚で往復を兼ねているチケットだったので、「ラウンドチケット、ラウンドチケット」と説明したのですが怪訝な様子。
もし片道だけしか必要なかったらごめんなさい。
かっこいい街が見える
8:25くらいに乗車を開始。
バスはよくある4列シートのもの。
座席には電源もUSBの口もあって、スマホなどを充電できました。
トレド着は9:20。
予定より少し早く到着しました。
トレドはドラクエの世界だった
砦を入ると旧市街
トレドの町はトレド大聖堂を中心に、川に囲まれた旧市街が観光のメインです。
世界遺産にも登録されている街で、スペインイチオシの町だそう。
旧市街へ続く皮を渡る橋も素敵です。
見上げる
トレドの町は小高い丘のような場所の上に建っており、登っているときはこんな感じに下から見上げる景色が多いです。
やっぱり見上げる
トレドにはホテルが少なく、あっても高いのでマドリードから日帰りで訪れる人が多いそうです。
それとは別ですが、きつい坂や階段が多いので大きな荷物を持ってトレドの街中のホテルに行くにはかなりしんどそうでした。
トレド大聖堂
まずはメインどころのトレド大聖堂に行きました。
トレドの「カテドラル」と言えばここです。
チケット窓口のオープンが10時だったのでちょっと待ちました。
チケット売り場はカテドラル正面のお土産屋さんの横にあります。
入口にカメラ禁止のマークがあったので写真は撮りませんでしたが、とても大きく美しい教会でした!
でも写真を撮っている人も居て何も言われていなかったのでフラッシュなしならよくなったのかもしれません。
隙間からこんにちは
大聖堂から少し街歩きをして、朝ごはんを探しに。
カフェで遅めの朝ごはん
ここ良さそう!と見つけたお店に入り、カプチーノとハンバーガーを注文しました。
カプチーノは1.20€、ハンバーガーは3.75€でした。
「Wamba」というお店の名前と一緒のHB
ハンバーガーの目玉焼きが半熟で幸せでした!
野菜も肉も摂取できた充実ごはん。
何も食べていなかったのでようやく落ち着きました。
こんな道が好きです
その後は街の西の方にある修道院へ。
日差しがあると暑いけど、空気は冷たい10月末のトレド。
心地よいです。
サント・ドミンゴ・エル・アンティーグォ修道院からの景色がおすすめ
辿り着いたのがこのちょっと長い名前の修道院。
このふたつの塔に登れるのです。
FROM THE HEAVEN
入るにはチケットが必要ですが、十分その価値がありました。
2.80€って安い。
修道院の礼拝堂。
どこの教会に入っても素敵だなと毎度思うのです。
天井も清廉された雰囲気
白っていいですね
正面の礼拝堂に向かって左奥の階段から上に登っていけます。
途中までは普通の階段で、後半はこんな四角いらせん階段を昇っていきます。
空間が広いから気持ち昇りやすい。
網目があるけど
塔の上からは絶景!
網が無いところもある
左に目立つ建物はアルカサルで軍事博物館になっています。
右のはさっきのトレド大聖堂です。
途中、礼拝堂の2階と言うのでしょうか、上から眺められる場所があり、そこから光が差し込んだ光景が神々しかったです。
↑ちなみにアルカサルはこんな建物でした。
路地を取りながら帰りの鉄道駅に向かいます。
いい景色
アルカンタラ橋から総合病院の横の道を通ってトレド駅に向かいました。
トレド駅が見えた
少し登って周り道になりますが、景色が良いのでおすすめです!
古都に似合う黒猫に出会う
お前たちはどこから来たのにゃ?
トレド駅に向かう途中、黒猫さんを発見。
塀の上から我々を見つめていました。
そしてどこへ行くのにゃ?
もっていたパンをちょっとあげましたが、お気に召さなかったようです。
良いもの食べてそうな猫さんでした。
まるで美術館のようなトレド駅
猫に寄り道しつつ、トレド駅へ。
とても美しい外観の駅でした。
中には昔の切符売り場も。
雰囲気あります。
窓口のガラスもステンドグラス。
それにしてもこんな細かい格子をよくぞ作ったものです。
壁のモザイクタイルも見ごたえありです。
近代的な切符売り場は駅の奥にあります。
入口で番号札を発券し、自分の番号が表示された窓口へ。
「マドリードのアトーチャまで2枚ください」と伝えて切符をゲット。
しっかりしたチケットです。
12.90€とちょっとお高めのこのAVANTという列車。
すべて2等車です。
駅のカフェはハロウィン仕様になっていました。
マドリードートレドの列車が快適!
電車は止まっているもののすぐには乗れず、発車20分前くらいからチケットチェックが始まり列車に乗れました。
列車内にはトイレもあり、何よりシートが広い!!
トレド~マドリード間をノンストップで走り、所要時間は約30分。
あっという間に到着しました。
快適でもっと乗っていたいくらいの列車です。
往復は高いかもしれないけど帰りだけ使うリッチかつマドリードまでの「一瞬感」が味わえます。
アトーチャ駅には植物園とカメの甲羅干し
こちらが到着したアトーチャ駅。
なんと植物園になっていました。
駅舎の中にまるまる植物園。
すごい発想です。
池ではカメさんたちがたくさん甲羅干しをしていました。
積み重なりたがるカメはどんなことを考えているのだろう。
目立つ建物です
アトーチャ駅は外観も粋でした!
さすが首都マドリード。
この後は公園散策と、ピカソのゲルニカを観てきます。