ポルトガル

スリに遭った後悔と自責の念での苦しみ、それに対する言葉

ただの心境です。

 

かなり暗い内容です。

そういうのが苦手な方は避けていただいた方がいいと思います。

 

 

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混んだ乗り物はスリの稼ぎ場

 

11月1日のお昼過ぎ、リスボン市内でスリに遭いました。

 

うっかりパスポート入りの財布をリュックに入れたまま背負って歩いてしまいました。

 

財布とパスポート、クレジットカード、現金、免許証、ボリビアで提示する黄熱病予防接種証明書、全て失いました。

 

リュックはいつも前抱えでしたが、その日に限って後ろにしてしまったのです。

後ろに背負う時はジャケットの前ポケットにお財布を入れていたのに、その日に限ってジャケットを着ていませんでした。

 

もう本当に後悔しかありません。

 

でも時間は戻せない。

 

 

今一番何がしたいかと聞かれたら、犯人を捕まえて腕を切り落として二度とスリができないようにしてやりたい。

 

のうのうと生きているのが許せない。

 

 

そしてスリに遭ったことは確かに自分の油断・不注意によるものですが、それを「不注意でそうなった」と言われるのが一番辛いです。

 

心をえぐられます。

 

それまでは気を付けていたのに。

たまたまが災いしただけなのに。

 

うっかりであることは本人が一番自覚しています。

 

それを言われるともうどうしようもなく絶望してしまうのです。

 

何であの時!!

 

悔しくて悔しくて、過呼吸になるくらい自分に対する怒りと犯人に対する殺意すら覚えました。

 

悔やんでもどうにもならないことは分かっています。

でも悔しくて苦しいのです。

 

そんな時に言われて一番心が楽になったのは

「あなたは悪くない。悪いのはスリだ。」

という言葉。

 

スリは犯罪。

多発している場所では注意が必要なのは分かる。

 

でもどうしてスリに遭った方が責められなきゃいけないの?

 

自分がスリに遭うまでは確かに「気を付けてないから盗られる」と、さも盗られる方に非があるように思ってしまっていました。

 

でもやっぱりそれはおかしい。

スリは犯罪。

 

2020年の東京オリンピックに向けて、日本でもスリが多くなるのではないかと言われています。

 

もし周りでスリ行為に及びそうな場面を見かけたら、注意してあげてください。

(もちろん身の安全の確保が第一ですが。)

 

そしてもしスリに遭ってしまった人がいたら、「悪いのはスリ、あなたは何も悪いことをしてない」と言ってあげてください。

 

今の状態で唯一、わずかでも救われた言葉です。 

 

 

気持ちを書くことで少し落ち着けたような気がします。

 

現地時間の明日月曜日、パスポートの再申請ができる予定です。

 

改めて気を引き締めて旅を続けようと思います。

 

※パスポート(旅券)の盗難は海外旅行保険の対象でした。再申請費用くらいは保証されると期待したいです。

 

※※財布の中身(現金、カードなど)は保険対象外ですが、お財布本体は対象になるので帰国後に申請します。

 

もしコメントをいただいても返せないかもしれません。

すみません…。