12月6~8日はサンティアゴに滞在しました。
イースター島への玄関であるものの際立った観光名所が少ないと言われるサンティアゴ。どんな街か回ってみました。
- チリ国立美術館
- おすすめホテルその1:ALTIPLANIMO BELLAS ARTES
- セントラルマーケット
- アルマス広場をぐるり
- MAYSUSHIでパッタイ
- サンタ・ルチアの丘から街をプチ一望
- 南米で一番美味しい味噌ラーメンがある「金太郎ラーメン」
- きれいなアパートメントホテル「Lasterria Santiago Suite」
チリ国立美術館
安定の逆光
滞在1日目はアルマス広場前、2~3日目はアルマス広場の少し東のエリアのホテルに泊まったのですが、周辺の雰囲気も良く安心して過ごせました。
その2泊目のホテルの真ん前が国立美術館でした。
美術館はこれまでさんざん巡ってきたのでもういいかな…と中には入らず。
外にはアーティスティックな彫像。
美術館ですね。
ちょうど学生さんたちが校外学習で訪れていたようです。
制服がかわいくて思わず撮ってしまいました。
ミニスカートのピッタリめワンピースになっていて、日本じゃ保護者の方からNGが出そうなデザインです。笑
可愛かったなあ。
ここです
おすすめホテルその1:ALTIPLANIMO BELLAS ARTES
ちなみに泊まったホテルはこちらです。
国立美術館から道を渡ったところにあります。
入口の開け閉めはフロントの方が管理されているので変な人が入ってくることもありません。
おまけにコーヒー類やお茶類が24時間飲み放題という素晴らしいサービス付きでした。
部屋も素敵だったのですが、ちょっと心の不調が起きてしまいそれどころではなく写真を撮り損ねるという。
気になる方は予約サイトに写真があるので見てみてください。
agoda(ホテルの検索結果ぺージに飛びます)
そのまま森林公園の南側の道を通って「セントラルマーケット」に向かいます。
270:看板娘(?)
すると、途中の小さな個人商店の軒先に仔猫が!
この後太ももによじ登り主人慌てる
人懐っこくてどんどん近付いてきました。
来てくれた
ふくねこの方にも来てくれないかな…と羨望のまなざしで見ていたらこちらにも。
仔猫ならではの爪を立てて登ってくる感じが愛しくてたまりません。
猫とじゃれてたらおじちゃんが笑顔で何か話しかけてきました。
でもスペイン語なのでさっぱり分からず。
仔猫のことについて何か言っていてのだと思うのですが、以前「細菌がいるから可愛いけどさわっちゃだめだよ」とギリシャで出会ったアメリカ人の方に言われたこともあって、そんな感じの注意を促してくれている可能性もあるので、戯れはほどほどにして猫さんとお別れしました。
セントラルマーケット
大きなメルカドです
そのまま歩いてセントラルマーケットへ。
アルマス広場から10分弱北に歩いたところにあります。
ここはどちらかというと観光客向けの市場です。
そのためレストランのお値段もちょっとお高め。
271:市場の門番
チリは海鮮が美味しいというだけあって、猫も多いようです。
この猫さんも魚屋さんの横に。
272:売り物じゃないにゃー
さらにその先には本来海産物が並んでいるであろう棚に悠々と猫さんが寝ていました。
きちんとそろえた前足がとてもかわいいです。
お帰りかにゃ
この市場のレストランで食事をしたのですが、ここでも写真を撮る心境ではなく食べ物を撮り忘れました。
サーモングリルにフライドポテトと目玉焼きが付いたもの、クラムチャウダーのようなソース(スープかと思ったらソースだった)をシェアして食べました。
飲み物は主人がファンタ1缶。
全部で13700ペソ(2500円くらい)とけっこう高かったです。
チリの物価もそれなりです。
アルマス広場をぐるり
サンティアゴの一番の観光名所がこのサンティアゴ大聖堂ではないでしょうか。
スペイン文化の影響を受けた(?)美しい教会でした。
しかも無料で拝観できるというのがうれしいです。
天井、壁、柱、いたるところに美が施されています。
ちょうど中央は作業中でした。
こうやって整備しているんですね!
ふくねこ、この旅の途中(中欧くらい?)から少し心の具合に波が生じていました。
もともと一人行動で気ままに過ごすのが好きだったこともあり、四六時中誰かと一緒に行動するというのが地味に負担になっていました。
ずっと一緒に過ごしていると相手の小さな気になる部分がだんだん大きくなっていって、ささいなことから不快に感じる気持ちがどんどん膨らんでしまうのです。
(「美味しんぼ」の山岡さんもゆうこさんと結婚する前に似たようなことを言ってました。)
日本ではお互いの仕事と時間を持っていたので大丈夫だったのですが、一人行動が時に危険になる海外では一人になる時間がほとんどなく、おまけにスリにあってお金の自由も利かない状況でストレスになってたのかなーと思います。
PMS(月経前症候群)の影響もあるかもしれませんが、そんな不具合を持ちながら旅を続け、夫婦間で言い合いになることもしばしば。
それでも何とかお互い一緒に観光はしていました。
郵便局
暑いのにクリスマスという不思議な感覚
何の建物かと思ったら
歴史博物館でした
イグアスの滝ではそのイライラが最高潮に達してしまい、主人が一番楽しみにしていた場所なのにその思い出を良くないものにしてしまいました。
この日(12/6)は2年前に結婚式を挙げた日。今日こそ穏やかに過ごすぞと自分に言い聞かせる。
写真を撮るときは緊張
ちなみに南米ではiPhoneは貴重品なので、写真を撮るときはパッと撮ってパッとしまう作戦で。
出すときも周囲に人がいないときに。
一見平和そうなアルマス広場ですが、真昼間に強盗があったこともあるらしいので気が抜けません。
馬に乗ったお巡りさんも居ました。
世界のケンタッキー
その後も街をぶらぶら。
途中アルゼンチンでSIMを購入したMovistarという携帯会社を見つけ、チリでチャージすれば使えるか聞いてみたのですが、スペイン語オンリーなのであまりうまく意思疎通できませんでした。
結果、どうやら使えるっぽいのですが、ここではできなくて別の場所に行ってみてと紙を渡されました。
…。
面倒になったのでWiFiでがんばることにしました。笑
サンティアゴはヨーロッパに居るような雰囲気の建物もたくさんです。
ナポリの隣がドバイとはこれ如何に
ドバイだけど寿司バーなお店が謎でした。
歩いてモネダ宮殿まで。
ここはホテルの方におすすめされて来てみたのですが、特に来なくてもいいかなという場所でした。ごめんなさい。
お腹が空いたのでお昼ご飯を食べるお店を探しながらホテル方面に戻ります。
MAYSUSHIでパッタイ
世界のキッコーマン
お昼ご飯はたまたま見つけた「MAYSUSHI」というアジア料理店へ。
巻きもの系のお寿司のほか、タイ料理も扱っていました。
エビたっぷり
あまり期待せず頼んだカマロン(エビ)のパッタイが美味しい!
主人はチキンチャーハン。
どちらも美味しかったのですが、チャーハンは味が濃くて(パッタイも濃かったけど)途中で食べるのがしんどくなってきたそう。
なのでふくねこのパッタイをシェアして、残ったチャーハンを少し貰いました。
確かに最後の方は特に味が濃くて思わず「白飯をくれっ…!!!」と言いたくなる。
カードが使える場所では食費はふくねこが支払っているので、お会計をして次の目的地へ向かったのですが、このチャーハンが後程トラブルの元となるのでした。
サンタ・ルチアの丘から街をプチ一望
続いて向かったのが「サンタ・ルチアの丘」。
サンティアゴにはもっと眺めの良い「サン・クリストバルの丘」があるのですが、遠いのでこの日は新市街に近いこの丘に行ってみることにしました。
お昼ご飯のピクニック
暑いのですが、風は涼しいので木陰は気持ちよく歩けます。
お花もたくさん咲いていてきれいでした。
この丘は10~15分もあれば気軽に登れます。
その分眺望もあまり期待できません。
これは最初に到着する広場の展望エリアから撮ったもの。
手前のビルで奥の建物が見えない。笑
これで終わりではありません。さらに登っていきます。
と、ここで主人が「さっきのチャーハンのせいで気持ち悪い」と言い出しました。
これでカチンと来てしまったのです。
そりゃ味が濃くて気持ち悪くもなったかもしれなけれど、お金を払った人の前で言うことかと。
ホテル代はヨーロッパ以降の宿代は主人が選びたいからということで持ってもらっていて(うちではお財布は基本別々)、支払っている額はふくねこより全然多いのですが、そういう問題じゃなくて。
うまく言えませんがとても嫌な気持ちになったのです。
そのことを言い始めてお金の話になったりして、その後は殺伐とした空気に(写真も心なしか殺伐としているように見えます)。
怒りたくなかったのに。
気持ち悪いことを心配してあげるべきだったのに。
どうしても抑えきれないほうの自分が出てきてイラっとしてしまった。
ふくねこたちと近しい方々からしたらちょっとびっくりかもしれませんが、そんなこともあるのです。
南米で一番美味しい味噌ラーメンがある「金太郎ラーメン」
とまあそんなこともありましたが、なんだかんだ夜ご飯には一緒に近くのラーメン屋さんに行きました。
ここだけ見ると一見日本
ふくねこはまだ気持ちが落ち着いておらずメニューを選ぶのが一苦労な状態だったので、「選べないなら選ぶよ、味噌でいい?」という主人の言葉で味噌ラーメン。
泣ける一杯
この味噌ラーメンが大変美味しく、味噌に癒されました。
煮卵も美味しい。
旅の途中でここで働いている男の子が「ここの味噌ラーメン、南米で一番っす」と言っていただけあって美味しい味噌ラーメンでした。
美味しかったらしいサーモン
こちらはラーメン屋だけど、刺身もあります。
食べる資格がないとその時は思っていて食べなかったサーモン。
写真を見ると美味しそうでサーモン食べたくなります。
お店の斜め前ではフリーマーケットのようなものが開催されていたり、ストリートパフォーマンスをしている若者がいました。
チリの若い力を感じました。
1490ペソ(300円弱)
帰りにスーパーで一応の節目の日として赤ワインを買ってみました。
飲みやすかったけど飲みきれず。
オレンジジュースで割って飲むのが我々の定番です。
二度焼きしたらパン焦げた
翌朝ホテルの朝食で不足しがちなビタミンを補充。
ルッコラが美味しくてはまりました。
きれいなアパートメントホテル「Lasterria Santiago Suite」
サンティアゴ最終日はアパートメントタイプのホテルに宿泊しました。
チェックインは14時だったのですが、12時過ぎに行って用意ができてるとのことで部屋を使わせてもらえました。
アパートメントなのでキッチンや冷蔵庫、レンジにポットにトースター、オーブンとコンロもあります。
これはうれしい。
食器や調理器具もひととおり揃っていました。
3人分あるので定員は3人なのかもしれません。
ベッドも可愛かったです。
ヨーロッパに来たみたい。
クローゼットには金庫もありました。
バスルームのシャワーカーテンも清潔。
こういうところが地味に高得点。
たまにカビカビのありますからね…。
地下の洗濯機が使えると聞いていたのですが、鍵がかかっていました。
3階のアパートメントホテル事務室に聞きに行くと、1階の受付で鍵を貰う必要があると。
そして洗濯機を使うには1500ペソ分のコインが必要だと。
※チリペソは500ペソ以下がコインです(500ペソ紙幣もあるけど発行はされていない)。
何ですかこのRPGみたいな連鎖。
崩しに行くのも面倒なので、あきらめて洗面台で洗いました。
よく乾きました。
アパートメントホテルの周辺は整備された地域で、景観がとてもきれいでした。
最初、チェックインだけしに身ひとつでこちらの宿に来ていました(アパートメントタイプだと荷物を預かってもらえない場合があるので)。
無事に部屋が使えるということで泊まっていたホテルに荷物を取りに行き、部屋に荷物を置いてからサン・クリストバルの丘に行く予定でした。
が、心の疲れが体にも影響したのか、気持ち悪くなってしまい1時間かけて丘を登れる体調ではないと判断して部屋で休むことにしました。
長距離バスの疲れで鼻と喉をやられてしまったのもあるかもしれません。
凝った壁画も
なんかもうマイナスな考えしか出てこなくて、違う自分みたいでした。
一枚薄い板の向こうに楽しむ気持ちを持った自分がいて、ちょっと勢いをつければその壁を割ってそっち側に行けそうなのに、その力が出ない感じ。
ファッションモールも
少し落ち着いてから近くのカフェでサンドイッチを食べました。
高かったけど美味しかったです。
そのままスーパーに夜ご飯を買いに。
せっかく自炊できる設備があるのでインスタントのピラフ(?)を買ってきました。
あとパンと明日の朝食のコーンフレークや飲み物など。
スーパーもそんなに安くはないですね。むしろドイツとかの方が安かったです。
何も分からず見た目だけで買ったこのごはんは、作り方もぼんやりしか分かりませんでしたがまずくはなかったです。
ちょっと水が足りなかったかな。
それでもお米が食べられて満足。
心の方は少し持ち直してきましたが、副鼻腔炎と咳喘息が絶賛継続中です。
標高が高いところに行く前に治したいです。