世界一周をする中で明確に決めていた目的の中のひとつ、「コーヒー農園の見学」に行ってきました。
タイのコーヒーが美味しい
初めてコーヒーの実に触った
タイで作っているコーヒーの代表的な産地として、
「Doi Chaang(ドイ・チャン)」と「Doi Tung(ドイ・トゥン)」
があります。
いずれもチェンライ近くの山岳地域で栽培されています。
途中こんな道を渡った
https://youtu.be/00A4X32sVTU(動画)
主人がコーヒー好きで、去年チェンマイに来た時にタイのコーヒーの美味しさに目覚め、今回の旅に組み込みました。
ちなみにふくねこはミルクがないとコーヒーを美味しく飲めません。笑
なかなかの迫力
コーヒー農園の見学に個人で行くのがなかなか難しそうだったので、ツアーでそれぞれの農園を訪れてきました。
ついでにミャンマーへも入国してきました。
初めて見たコーヒーの木、実、苗。
貴重な体験でした!
ドイ・チャン(Doi Chaang)コーヒー
工場に併設されているカフェ
まず訪れたのはチェンライの西にあるドイチャンコーヒーの栽培をしている山。
ここはドイチャンコーヒー工場に併設されているカフェで、実際にコーヒーが飲めます。
ツアーでは農園を見てからコーヒーを飲んだのですが、ドイチャンブランドがどんなものかを先にご紹介します。
収穫期にはここで豆を干すそう
コーヒーの収穫は11月からなので今はちょっと時季外れでした。
収穫後にはこの広場いっぱいに赤く熟した豆を干すそうです。
見たかったなぁ。
写真の方がドイチャンコーヒーの生みの親
カフェではコーヒーの他に紅茶やソーダ類もあります。
せっかくなのでコーヒー(ラテだけど)をいただきました。
ちなみにツアー代にこちらのドリンク代も含まれています。
地味にうれしい。
豆を買うのは自腹です(当たり前)。
2階は風通しのいいテラス席
真のコーヒー通ならエスプレッソのホットを頼むのでしょうが…自分にとって美味しい飲み物を飲みたいのでアイスラテ飲ませてください。
コーヒーが濃厚
こちらがそのアイスラテです。
語彙が乏しくてお恥ずかしいですが素直に美味しいです。
コーヒーが深煎りな感じです。太い味、って言うんですかね。
ミルクに負けない味です。
コーヒーとミルク、甘味のバランスもふくねこ好みでちょうど良かったです。
農園見学へ
苗から育てるのか
コーヒーを飲む前に、コーヒーの苗や木などのある農園も見学してきました。
コーヒーの木って苗から育てるんですね。
考えてみれば直に種を撒いても計画的に栽培できないですもんね。
双子葉類と見た
生物学系を専攻してきたふくねこ。
こういう発芽の過程とか生態に俄然興味がわきます。
育ててみたい(観葉植物でありました。1m以上まで育てれば実ができるそう。いいな…)。
こんな感じで実ってます
育ったコーヒーの木(コーヒーノキが正式)は、花が咲き、実がなり、その実がダークレッドくらいに熟したら収穫できます。
コーヒーの実はさくらんぼに似ていることから「コーヒーチェリー」とも言われています。
緑だとそれっぽくないですが。
収穫したらその実を水に浸し実を壊します。
悪い実は浮くのでここで選別されます。
取り出された豆を天日で乾燥し、選別、焙煎を経てあのなじみのあるコーヒー豆になるそうです。
近くの村にて
乾燥した豆も見せてもらえました。
(観光用っぽかったです^^;)
知ってる形だ
もともとこの豆も2個1組になっていて、割れてこの形になるそうです。
この段階ではまだ匂いは何もしませんでした。
炒ることであのいい香りになるんですね。不思議。
素敵な景色でした
コーヒーの実ひとつひとつの収穫は手作業で行われます。
ここでは山岳民族の方々が栽培や収穫を行っていて、彼らの収入源になっています。
普段飲むのはインスタントコーヒーのコーヒー牛乳ばかりですが、この過程を知って、もっとコーヒーを味わって飲もうと思いました。
ドイトゥン(Doi Tung)コーヒー
マーケットもある
翌日、ドイチャンとは別のチェンライの北にある「ドイトゥン」の農園にも行きました。
こちらはタイの国家プロジェクトとして始められたコーヒー農園です。
観光用に公開もされてます
このプロジェクトは山岳民族の貧困問題を解消するために始められました。
もともとはケシ(麻薬の原料)の栽培に頼らざるを得なかった山岳民族。
その生活を変えるため、ケシの代わりにコーヒーを栽培するように国がプロジェクトとして始めたのがDoi Tungのコーヒーなのです。
こちらでいただけます
まずはカフェでコーヒーを味わいます。
チェンライではタイ国王の崩御に伴う喪中の飾りをあまり見かけなかったのですが、さすがに国が管理している場所だけあってこちらにはありました。
豆は一緒だからね
こちらでもラテを。
美味しいコーヒーです。
焙煎の違いとミルク、砂糖の違いもあると思いますが、ドイチャンの方が個人的に好みでした。
農園と山岳民族のカフェへ
こちらもまだ青い
カフェでコーヒーをいただいた後は実際の農園を見に行きました。
けっこうな斜面で栽培されていました。収穫するの大変だろうな…。
竹かごを背負って収穫していくそうです。
アカ族の集落
タイ北部の山岳民族のひとつ、アカ族の集落の中にあるカフェにも立ち寄りました。
ちなみにDoi(ドイ)は北タイ語で「山」を意味します。Chaangは「象」、Tungは「旗」です。
タイ語だと山は「プーカオ」なので標準のタイ語とちょっと違うようです。
天井が国旗
ここでもコーヒーを飲めたのですが、ボリュームのあるラテを飲んだばかりでもうお腹いっぱいだったのでこちらでは遠慮しました。
主人のホットラテを少しもらいました。
濃い目のコーヒーとミルクが合っていました。
豆の匂いもかげます
集落の中にもコーヒーノキ
こちらの集落の中にあるコーヒーは赤く熟しているものがありました。
成熟に影響するほど場所によって気候が違うんですね。
さすが山だ。
美味しそう
赤くなると確かにチェリーっぽいですね。
ガイドさんが赤くなっている実を集めてくれました。
黒っぽいのが収穫向き
Doi Tungコーヒーは立ち寄ったドイトゥンカフェと空港のみで買えるそうです。
あとはインターネット(笑)。
ドイトゥンのコーヒーを飲むことで、間接的ですが山岳民族の生活の助けになる仕組みになっています。
コーヒーについて知ることができた2日間でした!
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