「なにやらネットがめちゃ早くなるらしい」のですが、5Gとは一体何者なのか?
Gの意味すら知らなかった素人がまとめてみました。
もくじ
5GのGはGeneration(世代)のG
携帯電話が普及し始めてからというもの、その通信方式は3G、4G(LTE)と進化してきました。
が、そもそも私はこの「G」の意味をちゃんと理解していなかった!
GがGeneration、つまり「通信方式の世代」の意味であることを知ったのはつい最近です。
じゃあこの第1世代~第4世代ってどんな通信方式だったの?
というのを日刊工業新聞さんがまとめていました。
私にはそれでも難しかったのでちょっとかみ砕いてみます。
1G(第1世代)
アナログの無線技術を利用したもの。
自動車の車載電話のイメージ。
2G(第2世代)
無線技術をデジタル通信化したもの。
代表的なものがNTTドコモのiモード。
文字数制限のあるメールをポチポチ打っていたのが懐かしいです。
絵文字は3文字分の容量でした。
3G(第3世代)
2000年頃から開始された世界標準の通信。
2000MHz(メガヘルツ)の周波数を使って通信を行い、最大の通信速度は2000kbps(2Mbps)。
※実際は2000年代にどんどん早くなっていった。
この頃からスマートフォンも徐々に登場。
私の初めてのスマホ、iPhone 4Sも3Gでした。
4G(第4世代)
3Gよりさらに速くなった通信方式。
LTE(Long Term Evolution)とほぼ同義。
※実際のところは3.5Gとか3.9Gと呼ばれる通信技術を4Gと言っていいよということもあるようですが。
だいたい37.5Mbps~最大150Mbpsの早さ(エリア、対応機種による)。
近年使われているスマホ。
ものによっては1Gbpsとかもあるようです。
もはや単位がでかすぎてイメージがしづらいですが、動画がサクサクみられるデータ速度。
5G(第5世代)の通信方式はこれまでと何が違うの?
そして肝心の第5世代です。
5Gの「次世代移動通信」となると、さらに速度が速くなりその速さは10Gbps。
かつ、速度が遅くなることがなく、多数が同時に通信できるようになります。
さらには低電力の実現も目標になっています。
5Gの通信速度とは
そもそもこのbpsは「bits per second」。
毎秒何ビットのデータ量を送信できるかの単位です。
が、5Gなら「1秒に10Gのデータを送れるよ」と言われてもやっぱりイメージできません…。
なのでもうちょっと具体的に考えてみることにします。
例えばこの写真が1Mb(メガバイト)の容量だと仮定します。
↓
1Mbの写真を1枚表示するとき、10Mbpsの通信速度では0.1秒で表示できます。
10Gbpsだとその1000分の1で表示できることになるので、0.0001秒とかいう目にもとまらぬ速さで画像が開けることになります。
何枚表示できるかで考えると、0.1秒で同じ写真が1000枚開けてしまう。
※計算間違ってたらこっそり教えてください。
とにかく無茶苦茶早い速度ということです。
5Gが始まって生活がどう変化するか
気になるのはこの5Gが始まるとどーなるの?というところ。
通信速度が速くなることで受ける恩恵は、普段ネットと言えばブログを書いたりSNS、ウェブを見る程度のほほんと暮らしている人間にはパッと思い浮かびません。
- とにかく動画がめちゃくちゃ早く見られたり
- サイトを開くのがめちゃくちゃ早くなったり
- 写真のアップロードがサクサクできるようになったり
ネットが快適になるのは確かです。
5Gで進むIoT化
ネットがサクサクつながるということは、どうやらIoT(Internet of Things、モノのインターネット)化が一気に可能になるようです。
IoTは「何でもインターネットに繋いじゃおう!」というもので、スマホで照明が操作できたり、エアコンの操作ができたりというやつです。
業務用品会社のアスクルさんは、既にコピー用紙が減ると自動的に配送してくれるサービスをIoTによって実現しています。
この先5GとIoTでどんなことが可能になるのか。
考えてみるとちょっとワクワクしますね。