タイと言えば象。
チェンマイ近くには「エレファントキャンプ」という象の施設があります。
首長族の村と一緒に見学してきました。
気軽に申し込めるチェンマイハッピーツアー
ツアーを利用したのはチェンマイハッピーツアーさん。
ネットで調べて現地で申し込みました。
扉が閉まっていたけれど、スタッフ入口から声をかけたら手配してくれました。
予約は口頭でやり取りして時間を確認して終了。
ちょっと不安になりましたが、支払いもホテルにお迎えに来てくれた時でもいいとのこと。
安心です。
時間の自由の利くプライベートツアーなので、2名で4720バーツ(1人2360バーツ)と少しお高め。
人数が多いほど割安になります。
ツアーはJTBでも扱っていました
↓
バンでエレファントキャンプへ!
車は8人は後ろに乗れそうなバンで広々。
ガイドさんの他に運転が丁寧なドライバーさんも。
チェンマイから40分ほど北部の山岳地帯の方へ走って行くと、すっかり山の中。
あちこちに犬がいました。
ほとんど野良犬らしいです。
途中、コブラのショーとかトラを触れる施設の紹介もして下さいました。
猫好きとしてはトラも気になります。
リアルな象さんがお出迎え
着いたのはメーサエレファントキャンプという、象と人が暮らしている場所。
この場合の「キャンプ」は「生活しているところ」。
着くと山積みのバナナが!
一房40バーツのバナナは象さん用。
黄色く熟れていて美味しそうです。
売り子さんたちが前のめりになって売っています。
他にもサトウキビみたいなものもありました。
バナナを求める象たち
少し先に行くと象がいっぱい!!
今思うと、ここで待機している象たちは、観光客が来たらバナナとさとうきびを求めるようにお腹を空かせられてごはん控え目にされてるんじゃ…
もしくはふくねこみたいにいつもお腹空いてるのかもしれません。
そうだといいな。
鼻を伸ばしてうれしそうにバナナを食べる象を見ている時はとても微笑ましかったです。
子供がおっかなびっくりあげてるのが可愛かったです。
バナナは人間も食べていました。
象は賢く、チップも鼻で受け取ります。
文字通り鼻であしらっているのかも(笑)
大迫力の象の水遊び
ぶしゃー!!
9:40からは象の水浴びタイム。
ガイドのワンさんが早めに案内してくださったので、いい位置で見られました。
10分前くらいから待機するといいようです。
象さんたちは水浴びが大好きだそうです。
水浴び後はパフォーマンスが良くなるらしく、心なしかウキウキして見えます。
ていうかこの川すごく流れ早いんです。
象すごいな。
ええ水じゃのう
鼻からぶしゃー!!とする象やどっぷり浸かる象。
ぶしゃー!!ってするたびに歓声が上がります。見事な鼻噴水。
この次は象使いと象のショー。
自由席ということでまた少し早めに移動しました。
象と象使いのみごとなショー
威風堂々
10:00になり、いよいよショーがスタート。
早めに席を取ったおかげで最前列を確保!
オープニングは運動会の入場行進を思い出しました。象使いの指示のもと、器用に鼻で持って舞台を一周。
象使いは1頭につき1人だそう。
朝から晩までずーっと一緒に生活して、象との信頼関係を築くのだとか。
グリングリン
そんな象使いと象とのコンビネーションはバッチリで、フラフープも見事に回してました。
象使いに帽子を被せようとして、やっぱやーめたっ!とじらしたり。
愛嬌のある技を見せてくれました。
そしておそらくメインイベントである象さんによるお絵描き。
一生懸命
初めは象使いが絵を描くサポートをするけれど、そのうちに象は自分で描けるようになるんだそうです。
筆は鼻の穴に差して使ってました。
センスのいい絵画
パンダがいい感じの表情してます。
これ以外にも見事な風景を描いた絵があったのですが、売れたのかすぐ撤去されました。
以前ニュースで見た数億円で買われた絵の半分(半分を売りに出して半分残してた)もありました。
チェンマイに行ったら象のショーは見て損はないと思います。
首長族との出会いで考えたこと
メーサーエレファントキャンプから車で5分くらいのところに首長族と呼ばれるカレン族をはじめとした、山岳民族に会える村があります。
これは会っておくべきだろうと、村に行く予定は出発前に立てていました。
同じ人間が他の人間を好奇の目で見るというのは少し抵抗があったけれど、やはり「首長族を見てみたい」という好奇心はありました。
彼らはここに住んでいるわけではなく、観光用に作られた村だそうです。
オーナーが居て、山岳民族を雇用してます。
牧歌的な風景
部族ごとにエリアを分けていて、ワンさんがぐるっと案内してくれました。
観光用に作られた村とは言え、そうバシャバシャと人様の写真をとっていいものか悩み、民族のみなさんの写真は撮れませんでした。
でもいわば彼らはキャストですし、撮っても大丈夫なんだと思います。
実際、撮らせてもらえばよかったかなとも思います。
お土産もたくさん
村では手作りの小物をお土産として販売しています。
かわいかったので買いたかったのですが…ツアー代金を払ったら残り140バーツしかない!
買えませんでした。無念。
ほんとかわいいアクセサリーがいっぱいありましたよー!
Tanaka(タナカ)という顔に塗る化粧品が有名だそう。
塗っている女の子がかわいかったです。
学校もあった
まなびや
子供たちはここで5時~7時まで勉強するそうです(午後?)
タイ語、英語を教えているようでした。
人気の職業は警察官、自衛官、医者、ナースだそう。
公務員が人気。お仕事事情は似てますなあ。
カトリック教会
教会は村の高い場所に位置していました。
厳かな気持ちになります。
鳥居に親近感
アカ族という村では入口に鳥居がありました。
思わぬところで日本との共通点を見つけました。
そして気になる木像が…
お子様連れはちょっと戸惑うであろう
アカ族は男女の交わりを子孫を残すためのとても大切で神聖なものと考えていて、このような像を祀っているのだそうです。
でもほんとそうですよね。
食用だったワンちゃん
かわいいわんこが居て写真を撮っていたら、食用とのこと。
せめてそのお役目を果たす時が来るまでは元気に暮らしてほしいものです。
高床式のおうち
民族ごとに建築様式が違っていて、高床式だったり地面に直接立ててたり様々でした。
きれいに壁や屋根を組んであります。先人の知恵。
観光用のため昔ながらの作りで建てられていますが、今はトタン屋根が主流だそうです。
地面に立てる家も。椅子作成中
電力はソーラー発電で得ているそうです。
エコだ。
奥は寝室
紙おむつや洗剤も置いてありました。
あと、みんなスマホもってるらしい(笑)
動物や虫の人形
右端にある黄色っぽいペンのようなものは葉巻です。
染物や織物もとても丁寧に作られていて、その技術がとても素晴らしいと思いました。
カレン族の女の子めっちゃ可愛かった
首の輪っかは付けたら一生外さなくて、かゆいときは孫の手で搔いたり、身体洗う時は輪っかのところを丁寧に洗うそうです。
それでも輪っかのところは皮膚が黒ずんでしまうようでした。
輪っかは持ったらすごく重かったです。
重みで肩が下がることで首が長く見えるようになると説明が書いてありました。
ひよこもめっちゃ可愛かった
山岳民族とミャンマーとの関係
ワンさんが山岳民族の方々の暮らしについていろいろ話してくださいました。
この村で住めば(働けば)村のオーナーがタイに住んでいる間のことを保証してもらえるし、賃金もいいそうです。
女性は村でお土産の製品を作ったり生活を見せたりし、男性は象使いとして働くことが多いのだと。
象使いの給与はそんなに高くないらしいのですが、チップで稼いでいるとのことでした。
タイではミャンマー人を労働者として雇用する方が安いため、いわゆるブルーカラーの労働者はミャンマーから雇っているそうです。
タイ人の給与の半分くらいらしい。
道路でよく見かける、トラックの後ろにたくさん乗っている方々はたいていはミャンマー人だと教えてくれました。
主食のもち米を育ててます
タイ北部ではもち米がよく食べられているそうです。
朝ご飯はもち米とお肉が定番とのことでした。
細長いタイ米は食べてないとのこと。意外です。
変わる生活様式
カレン族の方が街へ行くときはスカーフで首を隠すそうです。
理由は恥ずかしいから。
最近若い方はこの首の輪っかを付けないことを選ぶ方もいるそうです。
そしてそれが許容されてきていると。
服装も若者はジーンズにTシャツとかだそうです。
時代とともに伝統文化も変わっていきますね。
いいことだと思います。