ロンドンの交通系ICカードとして便利なOyster Card(オイスターカード)。
運賃が大幅に割引される上に24時間以降であれば返金可能ということで、2日以上ロンドンに滞在するなら持っておきたいこのカード。
実は間違って(はないけれど)別のカードを買ってしまい少し損をした気分になったので、これからロンドンに行く方の参考になればと思い記録しておきます。
Oyster Card(オイスターカード)とは
オイスターカードはSuicaのロンドン版のようなカードです。
地下鉄や列車、バス、トラムに乗車する際の必需品。
特にバスは既に現金の取り扱いを廃止しているので、オイスターカードのようなカードがないとバスに乗れません。
また、ロンドンの地下鉄や列車は切符で買うよりオイスターカードの方が断然安いです。
オイスターカードとビジター・オイスターカード、トラベルカード
オイスターカードにはビジター・オイスターカードという観光客向けのカード、また、旅行者向けのトラベルカードもあります。
トラベルカードは旅行者に役立つ割引特典もあるようですが、正直あまりメリットが分かりません。
ビジター・オイスターカードは通常のオイスターカードよりデザイン性が高く、40程の施設で割引や特典が受けられます。
ただしオイスターカードと違いカードデポジットが返金されないというデメリットがあります。
私たちはこのビジター・オイスターカードを窓口で買ってしまったためカード代が返ってきませんでした(´;▽;`)
オイスターカードとビジター・オイスターカードの違い
オイスターカードとビジター・オイスターカードの特徴を以下にまとめます。
オイスターカード | ビジター・オイスターカード | |
発行にかかる費用 | £5 ※デポジットのため返金可 |
£5 ※手数料のため返金なし |
チャージ残高返金 | 可 | 可 |
購入方法 | 自動券売機で可 | サイトから事前購入 もしくはビジターセンター |
運賃割引 | 有 | 有 |
1日の課金上限 ※これ以上乗っても課金されない |
£7(地下鉄zone1-2) £4.5(バス・トラム) |
£7(地下鉄zone1-2) £4.5(バス・トラム) |
施設での割引 | なし | あり |
WEBチャージ | 可 | 不可 |
基本的にはどちらも使い方は同じですが、カード代金が返却されないという点で大きな違いがあります。
その分ビジター・オイスターカードでは提携施設での割引特典(買い物や入場料が10~15%オフ)が適用されます。
そういった割引を活用するのであればビジター・オイスターカードが得になりますが、個人的には通常のオイスターカードがおすすめです。
オイスターカードの残金が£10以下であれば、「refund」と書かれた自動券売機でカードデポジットを含め返金を求めることができます。
£10を超える場合はビジターセンターで返金処理をしてもらいます。
ビジター・オイスターカードの場合はカードの「発行手数料」なのでカード自体のお金は戻って来ず、残高のみ返金処理が可能です。
オイスターカード、どのくらいチャージする?
私たちは3泊4日で初日に£15チャージしました。
【使用額】
- 空港→1泊目ホテル(Zon6オフピーク):3.10
- 1泊目ホテル→2泊目ホテル(Zone1オフピーク):2.40
- 2泊目ホテル→ロンドンブリッジ(Zone1オフピーク):2.40
- 2泊目ホテル→キングス・クロス(Zone1オフピーク):2.40
- 2泊目ホテル→3泊目ホテル(Zone5オフピーク):3.10
ロンドン・パスのHop-on Hop-offバスを利用したり、空港とホテルの無料循環バスを利用したため4日間で£13.40の利用、残金は£1.60でした。
目安としては3日で£20チャージしておけば十分だと思います。
1日フルに地下鉄に乗ってもロンドン市内であればZone1-2で収まるので£7を超えることはありませんし。
ビジター・オイスターカードについてはこちらにもマップ付きで日本語の案内が出ています。
ただ、帰国時にカードのデポジットも返金して欲しいならビジターではなくぜひ自動券売機で通常のオイスターカードを購入してください。
今回はビジター・オイスターカードを買ってしまったので、次回ロンドンに行く機会があればまた利用します!
※ビジター・オイスターカードは未来永劫カードが存続する限り利用できます。
ロンドンの地下鉄の雰囲気はこちら↓