旅のワザ

長期旅行時の住民票や健康保険、年金の手続きはどうするべき?

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退職をして家(賃貸アパートとか)を解約して長期の海外旅行に行く人向けに、こんな手続きしたよーというメモ書きです。

退職後の書類入手のタイミングを失敗してしまい、ちょっと手続きが面倒になってしまいました。

結果的に解決したのですが、もし同じような境遇になった方がいらしたときのためにブログにしました。

住民票

住民票は「海外転出」としました。

と言うのも住民税の課税免除になる可能性があるからです。

住民税は

・転出時と同じ納税地に戻る場合は一年以上の転出でその期間分の住民税が免除

・転出時と異なる納税地に転入する場合は1月1日に日本国内に住民登録がなければその年の住民税は免除

となるらしいです。

(※ふくねこ調べ)

今回賃貸も解約しましたし、9ヶ月ちょっとの転出予定で、かつ次は他の市に転入するかもしれないため、海外転出のメリットが大きそうなのでそうしました。

健康保険

海外転出では国民健康保険の加入は任意です。そのため、国民健康保険も非加入としました。

ふくねこの場合6月末まで会社員でしたので、会社の健康保険組合に加入していました。

通常は、退職から旅立ちまでの間は国民健康保険(国保)へ切り替えることになります。

資格喪失証明書と本人確認書類(免許証とか)を持って役所の窓口に行けば手続きができます。

ここでプチトラブル。

ふくねこが早まって郵便の転送手続きをしてしまったため、肝心の「資格喪失証明書」が実家に届いてしまいました…。

どうしましょう~(>o<;と役所の窓口の方に相談したところ、国保は資格喪失日(書類の写真を見せました)から出国まで医療機関にかかっていなければ手続きは不要とのことでした。

健康でよかった!

ちなみに海外に居る間は海外旅行保険を利用するので問題ありません。

国保を継続していれば海外で医療機関にかかっても帰国後に保険適用分を精算できるのですが、長期の旅には不向きだと思います。

国民年金

こちらも会社員時代の厚生年金から国民年金に切り替える必要があります。

国民年金に切り替えた後は、海外転出中も継続する以外に、海外転出としている間一時止めることもできます。

もちろん一時止めた分、受給額は減ります。

額が減るのか…と言う気持ちもありますが、年金には今の年金受給者を支えるという意味合いもありますので、継続することにしました。

国民年金への切り替えは、離職票や厚生年金の資格喪失証明書など、厚生年金にもう入っていないことを証明できる書類と本人確認書類、年金手帳があれば手続きできます。

しかしふくねこの手元には離職票などの書類がまだ届きませんでした…。そしてもう出国は明日…。

再びどうしましょう~(>o<;;と窓口の方に相談したところ、次のような対応で処理していただけることとなりました。

国民年金に加入するための申出書兼支払いを代わりに「協力者」にしてもらうということを書いた書類を作成し、後日、健康保険の資格喪失証明書のコピーと一緒に提出します。

そうすると協力者の方のもとへ年金の納付書が届くので、協力者からお支払いをしてもらうことになります。

証明書は健康保険のものでも会社に在籍していないことが分かるのでOKだそう。

実家の母に事情を説明し協力者になってもらいました。

市役所の職員の方にいろいろなところに問い合わせていただいて、本当にお世話になりました。ありがとうございます。

まとめ

手続きどうしたらいいの?のまとめです。

住民票:長期で家を解約するなら海外転出にした方がいいです。

健康保険:海外転出の場合、国民健康保険の加入は任意です。

年金:厚生年金から国民年金に切り替える場合は手続きが必要です。止めておくこともできます。

いずれにせよ、資格喪失証明書など退職後に発行される書類を入手してからの手続きになるので、退職日と出国日のタイムスケジュールにはじゅうぶんご注意くださいね!\(;▽;)/

住民税の納付書もまだ届かなかったから、実家で立て替えてもらうことになりました(一括徴収で給与から天引きしてもらう予定が、6月末退職のため一括徴収だと1年分の住民税が対象となるのですが、額が多く一括で給与から天引きしきれなかったのです)。

直後に出国する方は住民税納付書の処理などにもお気を付けください!

※手続きの条件は自治体によって異なる場合があるので、実際のところはご自身の所属する自治体担当者さんに確認してみてください。

おまけ:パーマネントトラベラー

こうした海外転出のまま生活するスタイルをパーマネントトラベラー(PT)と呼ぶそうです。

アフィリエイトや不動産収入、株、FXなどで収入があれば日本にいなくても収入を得ることができるので(確定申告などは事業拠点がある国になりますが)、ある意味効率的な生き方ではないかと思います。