駆け巡ったあの日
ブダペスト観光は1日レンタサイクルだったのですが、 夜行バスでブダペストに着いた日は宿周辺を歩いて回りました。
リスト音楽院や国立歌劇場など、ブダペストの芸術スポットを観てきました。
ハンガリー国立歌劇場
撮っただけですが
まずはハンガリー国立歌劇場です。
1875年頃に建てられたこのルネッサンス建築の歌劇場は一際風格を漂わせていました。
目の前にはメトロの「Opera」駅があります。
ブダペストに住んだら公演も一度は観に行きたいなあと妄想していました。
どこかに行くたびに「もしここに住んだらどんな暮らしをするか妄想」略して「もしくら妄想」をやってしまいます、
聖イシュトヴァーン大聖堂
聖イシュトヴァーン大聖堂はハンガリー国立歌劇場のやや南西にあるカトリック教会です。
「イシュトヴァーン」は初代ハンガリー国王のイシュトヴァーン1世に由来して名付けられたそうです(Wikipediaより)。
後ろは半円形
国立歌劇場側から来ると後ろから回り込む感じになります。
ぐるーっと回ります
ほぼ横
正面どーん
このイシュトヴァーン大聖堂の中がまた素敵でした。
教会とかモスクの中って前は「信者でもないのにミーハーな気持ちで入るのは申し訳ない」と思って入るのを躊躇ったりもしていたのですが、最近は『芸術鑑賞』として割り切って入ることにしました。
まぁ傍から見たらどっちも一緒なんですけどね。
聖母マリア様
余談ですが、ミドルネームに憧れていた中二病時代にふくねこ母に「ミドルネームがあったら何て付けてた?」と聞いたら「マリア!」と返ってきました。
マリア…そんなキャラじゃない。笑
ステンドグラス
祭壇
天井がやはり惚れ惚れする
教会とかモスクの天井って本当に素敵です。
世界の教会やモスクの天井を集めた写真集とかないかな。
右から
左から
このイエス様は最初右側から(イエス様の左側から)写真を撮ったのですが、ツアーグループが来て絵に向かって左から見ながらこのアングルがどーのこーのと話していたので
「何か仕掛けがあるのか?」
と思って撮り直しました。
でも特に何も見付けられませんでした。
四角い噴水と像 (名前が分からない)
大聖堂を観た後ドナウ川方面に歩いていると、面白い噴水がありました。
四角い枠になって水が出ているのですが、一部が時々途切れて噴水の枠の中に入れます。
でも水浸しになる悲劇を想像して入れませんでした。
何かの象徴
あと、最初何も知らずに街歩きをしていたので気付かなかったのですが、ブダペストの街中には1956年の動乱の際、旧ソ連群が撃った銃弾の跡が今も残っているそうです。
建物にボタンみたいな突起があったらそれの可能性が高いです。
粋な像もあった
ドナウ川遊歩道の靴
国会議事堂の南側の遊歩道に、靴のオブジェが並んだ場所があります。
一見おしゃれに見えたのですが、見ていると悲しいものを感じてきました。
調べてみるとその通りでした。
ナチスのユダヤ人迫害の時代に、川辺に並ばされたユダヤ人が後ろから銃殺されたという悲しい出来事がありました。
極寒のドナウ川に突き落とされて亡くなった方も一晩に40〜60人いて、5千人近くの命が失われたと言われています。
その際、当時貴重だった靴を脱がされたそうです。
その歴史を忘れないためにこのモニュメントが作られたそうです。
靴が貴重だったからアウシュビッツでも靴がいっぱいあったのかと納得しました。
リスト音楽院
最後にリスト音楽院です。
リストはあの作曲家・ピアニストの「フランツ・リスト」です。
音楽をやっていなくても名前くらいは聞いたことがある方も居るのではないでしょうか。
リストの像
ふくねこも一応7年ほどピアノを習っていたので、リストの曲も弾いたことがあります。
この人が作ったのか!
と、なんだか感動しました。笑
あと、お世話になった宿に下宿していた指揮者の方から教えていただいて、音楽院で行われていたバイオリンコンクールを聴きに行ってきました。
リスト音楽院に入らせてもらったうえに、素晴らしい生演奏を無料で聴くことができました。
音楽院前の公園に潜んでた
クラッシック音楽っていいなあとしみじみ思いました。
あと生の音色って緊張感があって良いですね。
初めての中欧、すごく好きになりました!