11月29日(水)。ブエノスアイレス市内へ到着です。
治安情報を見るとよくない話ばかり。おまけに物価が高くてびっくりしました!
そんな中SIMカードを買いに行ったり世界で2番目に美しい本屋さんに行ったりしてきました。
ブエノスアイレスの治安
壁アートも時々ある
初めて訪れる場所は「○○(街の名前) 治安」でGoogle先生にお尋ねをかけます。
今回も「ブエノスアイレス 治安」で検索してから来ました。
検索結果や体験談からすると、街歩きに不安を覚える内容ばかり。
主要な長距離バスターミナルにもなっているレティーロ駅の裏がスラム街だったり、レティーロ駅周辺はケチャップ強盗(※)が多発する地域だったり。
※ケチャップ強盗:ケチャップやマスタードのような液体をかけてきて、「何かついてますよ」と声をかけてきて、荷物を下ろしたところを奪い去る窃盗。声をかけてくるのは優しそうなおじさんやおばちゃんだったりすることもある。
一見平和そうだけど1階はほぼ鉄格子
その一方で特に何もなかったという声も多いのですが、こればっかりは運ですね。
前情報は怖くても、実際に来てみたらそうでもなかったというケースはこれまでもけっこうあったのですが、ブエノスアイレスは違いました。
空港からホテルに直行したのですが、その車窓からの風景や車の走る様子からして「治安悪いなあ。」という印象。
治安がものすごく悪かった時代の名残もあるかもしれませんが、1階のお店のガラスはだいたい鉄格子。
アパートの2階も鉄網が張りめぐらされているのを多く見かけました。
ブエノスアイレスで安心して泊まれたホテル
そんな治安に不安を覚えるブエノスアイレスでの宿泊。
日本人宿もあるのですが、そこに向かう途中の日本人がよくカモにされるという話があり(実際に最近旅中に出会った方のお仲間がつばを掛けられたそう)、リスクが高そうなので再考。
代わりにここなら安心そうだと主人が選んだホテルがこんなことになっていました。
コンロは使えなかった
ほぼ全室スイートルームというこのホテル。その名も「Icaro Suites」。
すごく高そうな部屋ですが、物価は高いのにホテル代はそうでもないというブエノスアイレスマジックでこの部屋のクオリティに対してはかなりお手頃に泊まれました。
奥がベッドルーム
まくらなのかクッションなのか
びっくりしたのがこれです。
扉を開けたらバスルーム。まではまああると思います。
キョドる二人
そして寝室側にもバスルーム。
2つもあってどうするのか。
結局シャワーは片方だけ使いました。しかも狭い方。
小心者です。
大きなセキュリティボックスもあって安心です。
キッチンには食器とレンジ、ポットがそろっていました。
ミニバーのメニューは高かったです。
カトラリー類も揃っているのでスーパーで買ってきたものを食べるのも安心。
広いテラスもあり、外を眺めることができました。
でも何だか狙撃されそうで怖くてほとんどテラスには出ませんでした。
景色も景色ですしね。
外食やカフェの値段が高い
外でデモ行進みたいなのしてた
ホテルで一息つき、SIMカードの購入と「世界で2番目に美しい書店」を見に出かけました。
その前にお昼ご飯。
なかなか価格とメニュー的に「ここ!」というお店が決まらず、ようやく入ったお店です。
メニューはスペイン語でよく分かりませんでした。
10年くらい前にメキシコに10日くらい居た経験を思い出し、
pollo=鶏肉、arroz=米、calientes=熱い
ということは分かったので、無難そうで一番安い150ペソの料理を二人とも注文。
顔に見える
出てきたのはクリーミーなチキンカレーのような食べ物でした。
ボリュームもあってけっこう美味しかったです。
今は1ペソ6.5円くらいなので日本円で975円くらい。
お店のレベルを考えると高いです。
旅先でのインフレ怖い。
南米に来たら安くて美味しいものが食べられると思ったのにとんだ想定外です( ;∀;)
アルゼンチンのSIMカード
なんとかゲット!
お腹も満たせたので我々の旅の必需品、SIMカードを探しにいきます。
ホテルのフロントで教えてもらったお店では売っておらず、扱っていそうなお店に聞きまわって、ようやく売っているお店を見つけました。
合言葉は「Can I get a SIM card?」
何度言ったことか。
Movistarという日本のNTTdocomoとかそんな感じの雰囲気のお店でSIMカード購入の手続きしてもらえました。
地図にないけどここ
SIMカード本体と手続きは無料でした。
あとはKIOSCO(キオスコ、コンビニのようなところ)でTop-up(チャージ)すれば使えるとのこと。
なお、手続きにはパスポートが必要です。
SIMカードは1枚だけ購入して、主人のスマホに入れることにしました。
ホテルに帰る途中KIOSCOを見つけては聞いて、3件目くらいでやっとできるお店を発見。
どこでもできるわけじゃないのかー。
やり方は専用のマシンでline numberという番号を入力してお金を入れるだけ。簡単でした。
最小のTop-up額として20ペソ入れる必要があるそうです。これでまず50MB使えるようになるようです。
(そんなメッセージが来た。)
他のお店の人もいろいろ親切に教えてくれたのですが、こちらの理解力が及ばず申し訳なかったです。
アルゼンチンの方優しいです。ありがとうございます。
SIMカードの手続きは書類以外はネパールより面倒でした。
世界で2番目に美しい書店「エル・アテネオ」
すぐ横だった
SIMカードを購入したMobistarのほぼお隣が、今回お目当ての本屋さん。
書店好きの主人。
ここに来るためにブエノスアイレスに滞在したといっても過言ではありません。
たまげた
中に入ると劇場のような空間。
それもそのはず。もともとは劇場として使用されていた建物だそうです。
中央には地下に降りるエスカレーターがあるのですが、この穴は改装時に空けられたんでしょうね。
本屋さんではありますが、ブエノスアイレスの観光名所になっていて、眺めに来ている人もけっこういました。
舞台にあたる場所はカフェになっていて、本を読みながら休憩もできます。
お値段は東京の一等地のカフェ価格でした^^;
劇場の面影が残る
地下はCDやDVDがメイン
本屋さんにそこまで深い思い入れはないふくねこですら「ここはすごい!」とドキドキしました。
おすすめです。
アルゼンチンの物価は高い
建物は「南米のパリ」と言われるほど美しい
ホテルに戻りながら街中のお店に出ているものの値段を見ていたのですが、本当に物価が高いです!
ものにもよるかもしれませんが、日本より全然高い。
これには衝撃でした。
のどかな公園
外食系では
カフェのハンバーガーが89ペソ(≒580円)
スタバのラテ70ペソ(≒450円)
マックのソフトクリーム18ペソ(≒115円)
だいたい外食メニューは100~250ペソ(≒650~1620円)が多かったです。
治安悪そうに見えない
スーパーで安く済ませよう…と思ったのですが、なんとスーパーも高い。
カルフールでさえ成城石井みたいな価格でした。
8ペソ(≒54円)くらいの安い500gのパスタと20ペソのパスタソース、カップ麺と味の付いたパンと飲み物を買って帰りました。
パスタは熱湯でもどせば何とかなるかなと思いましたがうまく茹らず微妙な味わいに…。
昔メキシコでもお世話になった「マルチャン」のカップ麺は安定の美味しさでした。
30ペソ(≒200円)と高かったですけどね。
なお、ふくねこの緊急発行カードはPINコードのない磁気カードなうえに裏にセキュリティ番号がないタイプで、アルゼンチンのスーパーで使えない模様。
(むしろカードの不正使用がないよう厳重で安全と言えるのか…。)
でもこの調子だとチリでもペルーでもボリビアでも使えない気がします。
気兼ねせず買い物したい。
明日はもう少し観光して、イグアスまでのバスチケットを買いに行ってきます。