12月3日(月)。今日から一気にチリに向かいます。
ブエノスアイレスまで夜行バスで戻り、さらにバスでアンデス山脈を越える長旅です。
座りっぱなしで足腰がきつかったです!
- ブエノスアイレスまで20時間
- ブエノスアイレスからサンティアゴ行きの直通バス
- 駅周辺は飲食店充実
- セミカマのシートもそこそこ快適
- WiFiがないタイプのバスだった
- おやつはチョコパイ
- 夕食も付いている
- CATAのバスはWiFiがあるバスも(?)
- イミグレーションはチリ側で
- アレがついに検査に引っかかる
- チリ入国後にランチタイム
- 22時間かけてサンティアゴに到着
ブエノスアイレスまで20時間
3国の国境がすぐそこ
ホテルからイグアスのバス停に戻り、行きも利用したVia Bariloche社で帰りのチケットを購入。
カマクラスが空いているか心配でしたが、無事に買えました。
またお世話になります
帰りの方がチケットが安かったです。
うれしい誤算。
※Via Brilocehのバスの様子や食事についてはこちらにまとめています。
日が暮れて
さよなら太陽
そして再会
帰りは行きより時間がかかり、20時間くらいの道のりでした。
行きでは暗くて見えなかった景色が見えたり、こんなとこ走ってたんだー!と新鮮な気持ち10%、早く着いてくれという祈り90%でしたが無事到着。
シートが良いとはいえずっとあまり動けないのは大変です。
ブエノスアイレスからサンティアゴ行きの直通バス
こちらはキャッシュのみ
ブエノスアイレスからサンティアゴ行きのバスを運行している会社はいくつかあります。
ただ、全部が直通ではないようです。
確認したところ、少なくとも以下の2社は直通バスがありました。
・AHUMADA FENIX
・CATA
AHUMADAは運行する曜日が決まっていて、CATAは毎日。 両社とも1日1便です。
AHUMADAは支払いが現金のみ、WiFiなし。
CATAは支払いにカードが使えてWiFiがあると。
WiFIが使えると聞いて
両社とも空席はセミカマという4列シートのタイプのみでした。
運賃はAHUMADAが1380ペソ(たぶん当日割?)。
CATAが2000ペソ。
高いけどWiFi優先でCATAにしました。 ネット環境があるのとないのでは全然快適さが違います。
駅周辺は飲食店充実
暇なのでお絵かき
時間になるまでレティーロ駅のスタバへ。
レティーロ駅からバスターミナル間には飲食店やサンドイッチ屋さんがけっこうあります。
主人がスタバに行きたいというのと、WiFiが使いたくて高いけどここで休憩。
そのWiFiが遅くてなかなか繋がらない!
しぶとく粘ってメールを返信したり、地図を検索してサンティアゴ到着後の準備をしたりしていました。
その後バスターミナルへ移動して3ペソでキャラメル2個買って待機。
両替できないかもしれない20ペソが残っていて、主人が棒付きキャンディとチョコパイを買ってきてくれて分け合いました。
セミカマのシートもそこそこ快適
長旅のはじまり
15:45頃バスが来て荷物をトランクへ。
と、ここはチップが必要なようで(Via Barilocheはほとんど誰も渡してなかった)、トランク係のおじちゃんが「チコペソ(チップのこと)?」と。
少額ペソの持ち合わせがなく主人が500ペソを出そうとしたら「ノーノー!いいよいいよ!」となりました。いい人だ!
あの少額ペソ、残しておくべきだったのか…。
代わりに残してあったチョコパイをおじちゃんに渡しに行きました。
おじちゃんはいいよいいよと言ってくれ、なぜか隣にいたにーちゃんが受け取りました。笑
これで22時間
シートは3列に比べたら狭いですが、思ったより快適そうでちょっと安心。
CATAは高いので避けがちらしく、空いてて良かったです。
フットレストも
アルゼンチン側の最後のバス停になるメンドーサ以降は1人で2席使えたので、ある意味カマ的な快適さでした。
WiFiがないタイプのバスだった
走り出す前に主人がスタッフさんにWiFiを聞きに行ったら「ないよ」って。
(・Д・)え???
これにはショック!
ちょうどサンティアゴ→リマの航空券の日付変更をHISの担当者さんとやり取りしている時だったので、高くてもWiFiを使える環境が必要だったのです。
これは困った。
WiFi使えなかったら安い方のバスにしてたよー!!もうー!!!
バスによっては使えるバスもあるみたいです。
運がありませんでした。チーン。
ちなみに電源もやはりありません。
おやつはチョコパイ
ロゴ入り
はじめに夕方のおやつとしてチョコパイ2個とコーヒーかお茶(マテ?)、ジュースが出ました。
主人いわく「これさっきの8ペソで売ってたのと一緒だ」と。
ふくねこはトランク係のおじちゃんにあげてしまったので、初アルゼンチンチョコパイ。
美味しかったです。
お菓子の袋もそうでしたがカップにもロゴ入り。
そんなところにお金かけなくていいからWiFiと電源をください。
その後税関申告書も配られました。
「ミグラシオン、マニャーナ」だけ聞き取れて、明日の入国の時に使うんだなと理解。
暇なので記入。
入国する国境名はわからず空欄にしました。
(空欄のまま出しましたが大丈夫でした。笑)
夕食も付いている
夕飯は21時。
予約するときに「Tiene Comida?(ごはん付いてますか?:文法は適当)」と聞いて「Si(あるよ)!」との答えだったものの、WiFiの件もあり心配していましたが付いていました。
パンとプリンが初めに来て「まさかこれだけ…」と思ったらその後チキンの串焼きとジャガイモがホットディッシュとしてやってきました。
肉はチキンでした
移動中に温かいお肉が食べられて幸せです。
CTATAはドリンクを注いで回る際、初めにワインを持ってきました。
さすが南米です。
CATAのバスはWiFiがあるバスも(?)
あっちのバスはWiFiあるっぽかった
明け方頃、バスは多くのチリ行きのバス会社の終点になる「メンドーサ」に到着。
ここでけっこう人が降りました。
直通バスでない場合はここチリ行きのバスを探す必要があるそうです。
バスターミナルに着いたらCATAのWiFiがたくさん出てきたので、もしかしたら他のバスには付いるのかもしれません。
デジャヴ
出発して朝6時くらいになぜか最初のおやつとして出たチョコパイが再び。
朝ごはんでしょうか。
ホットドリンクとしてコーヒー(めっちゃ甘い)かお茶も注いでもらえました。
甘いコーヒーで血糖値が上がったのでチョコパイはとっておきました。
メンドーサを過ぎるともうアンデス山脈が近くです。
音楽を聴きながら壮大な景色に目を奪われていました。
途中、スキーリゾートかな?という場所もチラホラ。
ホテルもありました。
やはり大陸の景色は違いますね。
だんだん標高が上がっていくので時々耳抜きが必要でした。
イミグレーションはチリ側で
チリだ!
アルゼンチンの出国手続きはありませんでした。
バスがそれらしきところで15分くらい停車したものの、そのままチリの国土に突入。
国境を越えて長いトンネルを抜け、少し走ってチリのイミグレーションに到着しました。
ここで手荷物を持ってバスを降車。
最初に入国審査があり、パスポートを持って並びます。
バス専用窓口があり、特に何も聞かれずスタンプポン。
ゲットだぜ
レシートみたいなのも渡されます。
これは出国まで持っている必要があるので、なくさないよう気を付けましょう。
(ホテルのチェックイン時には必須、クレカ使用時にもたまに確認されます。)
入国審査場を出たところに両替所もありました。
ユーロ、USDの取り扱いもあり。
ここで残りのアルゼンチンペソをチリペソへ両替しました。
アレがついに検査に引っかかる
次に税関へ。
トランクの荷物は既に検査機にに通され始めていました。
ここでふくねこのバックパックが検査に引っかかり、中身を全部公開。
チェックは女性のスタッフさんでした。
「うわっ」という表情をしたので何かと思ったらホテルの残りで貰ってきたシャンプーが一部漏れてて悲しいことになってました。笑
たぶん引っかかった原因は大量の入れ歯洗浄剤。
※ふくねこ、恥ずかしながら部分入れ歯が既にあります。歯の弱い家系です。。。
スペイン語でさすがに説明できないので歯を見せたら「アー( ・∇・)」と納得。
ダブルチェックに来たおじちゃんは女性スタッフさんから話を聞きふくねこの歯を見
「その歳でもう入れ歯かい??」みたいな表情。
はい、入ってマス…。
あと、使いかけのマヨネーズを持っていたのには笑われました。
羊毛フェルトのキットは何だろう?みたいな表情をされるも問題なし。
結果的には何も没収されることなく再度詰め込みバスへと運ばれました。
※ふくねこはこの検査の時に税関申告書を提出しましたが、他の人は次のステップの前に回収。
その後手荷物を台に乗せ検査犬が持ち込み禁止品がないかくんくんチェック。
お仕事ぶりが可愛かったです。
しゅっぱーつ
手荷物も検査機に通し、何事もなくバスへ戻れました。
国間の移動は飛行機の方が楽ですね。
イミグレの建物
入れ歯洗浄剤はいつかどこかで引っかかるかなーと思いつつ今まで一度も引っかからなかったのですが、ついに南米でチェックされました。笑
海外で買うと高いらしいので大量に持って行ったので、だいぶ減ったものの見た目は確かに怪しいです。
よく今までスルーされてたなと思います。
チリ入国後にランチタイム
サンドイッチだー!(うれしい)
サンティアゴへ向けて走り出すとサンドイッチが出ました。
12時にはちょっと早いけどランチのようです。
ハムとチーズで見た目に反して美味しかったです。
ジュースもコップでもらえました。
バス内ではスペイン語の映画も3回くらい流していました。
チリ側に入るとアンデス山脈の山間をどんどん下っていきます。
ちなみにメンドーサ以降は一人で2人席に横になって座っていたのでだいぶ楽でした。
シートベルトもせず日本では考えられない乗り方で横に転がってもたれていました。
(何かあったとき危ないので本当はシートベルトした方がいいです。)
うねうね
うねうねうねうね
アンデス山脈を下り平地が多くなってくると、今度はブドウ畑が広がります。
チリの気候、特にサンティアゴなどは昼間暑くて夜寒く寒暖差が大きいので果物が甘く熟し、美味しいワインができるそうです。
ぶどう食べたいなあ。
22時間かけてサンティアゴに到着
賑わうバスターミナル
サンティアゴ市内の渋滞もあり、到着予定時刻の12時を2時間と少し過ぎて、サンティアゴのバスターミナルに到着。
22時間以上の長旅でした。
24時間かかった人も多いようなので、早い方だったと思います。
ここに着きます
ターミナルの近くにはメトロ駅もあるのでその後の移動も便利でした。
AHUMADAのバスだと旧市街に近いLos HeroesとかMonedaの近くに着くようです。
2日連続の夜行バスはさすがにしんどく、鼻と喉の風邪を引きました。
早くシャワーを浴びたいです。