日本に老舗ホテルがあるように、シンガポールにも老舗のホテルがあります。
今回その老舗ホテルのひとつ「The Fullerton Hotel(ザ・フラトンホテル)」に泊まってきました。
フラトンホテルシンガポールって?
まずはフラトンホテルの歴史をご紹介したいところですが、ふくねこの拙い言葉でご説明するより、公式HPの日本語にてご案内したいと思います。
壮大なデザインが魅力のフラトン ビルディングは、当時としては珍しい新古典的な様式で1928年に建設されました。かつては中央郵便局やシンガポールクラブのオフィスにも利用されていた同建物は、2015年12月にシンガポールの国定史跡として認定を受けました。1世紀もの長きにわたって、シンガポールの発展のために大きな役割を担ってきた建物であると言えるでしょう。現在、当ホテルは見事な400室のヘリテージホテルに生まれ変わりました。
日本の国旗もあった
とまあ、この建物は元々はホテルではなかったのですが、1928年に建築され90年もの時を重ねた由緒正しい建物であります。
国の史跡にもなっている建物に泊まれるなんて…光栄です。
※フラトン「ベイ」もありますが、そちらは新しいです。
フラトンホテルに潜入
まず申し上げておきますと、我々夫婦はバックパックスタイルで旅をしております。
これ、入口からしてもうバックパック背負って入ってはいけない雰囲気が漂いますね。
バックパックでこういうホテルに入る時どうなるか?
たいていはやや怪訝な顔をされて呼び止められます(笑)。
そこは先手必勝。
「チェックインはどこですか?」とボーイさんに聞くとなんということでしょう、にこやかに案内してくださりました!
そして入り口横ではホテルのマスコット的なくまさんがお出迎え。
小さい子がくまさんを見て喜んでいましたよ。
にこにこ。
緊張する階段
ホテルは中心の吹き抜け空間を囲むように建てられています。
クラシックかつモダンな雰囲気でバックパックで来たことを激しく後悔。
世界一周でこういうホテルに泊まることってないと絶対思っていたし、そんな用意はありません。
他にバックパックの人はほぼいないので目立ちます。
レストランエリアも素敵
しかしながら、そんなバックパック姿の我々を蔑むことなく、ホテルのスタッフさんは親切に対応してくださいました。
さすが老舗です!
フラトンホテルの部屋
若干薄暗い
クラシカルな雰囲気に似合わないバックパックを背負いつつ、みすぼらしく見えないようシャンと背を伸ばしていざお部屋へ。
照明は落ち着いた雰囲気の暗さです。
照明も暖色系の間接照明で、老舗の空気感バリバリな部屋でした。
そしてこのベッド、2人用とはいえでかくて笑いました。
テーブルには青りんごのサービス。
しかもナイフとフォーク付き!
フリーな食べ物が置いてあるとうれしくなるふくねこです。
他にもコーヒー・お茶セット、ポット、氷入れがありました。
美味しそうなスナックやカップ麺はしっかりチャージされるので手を出してはいけないやつです。
(ミニバーの飲食物って手を付ける人いるのかな。)
クローゼットにはバスローブとアイロンセットも。
手触りがすごくいいローブでした。
バスルームも洗面台も広々。
このシンクで洗濯をしたのはふくねこくらいじゃないでしょうか。
奥にはトイレがありました。
ここには湯船も付いていて、実家の浴槽よりも大きかったです。
シャンプー、コンディショナー、シャワージェルも一揃い。
コンディショナーは中身が濃厚すぎて振っても出てこず、水で薄めてやっと出てきました。
デスク側にはホテル案内が延々と流れるモニター、観光情報を調べられるスマホ的なデバイス、そして音楽を流せるスピーカーまで。
老舗だけど技術は最先端。
引き出しにはコップ類もいっぱい。
ちなみにシンガポールはお酒が高いです。
ベッドサイドには販売もしているぬいぐるみ。
何だろうと思ったらまくらについての説明が書いてありました。
これは…マーライオンかな?
かわいいです。
クラーク・キー、ベイエリアの散策に便利
クラーク・キーの夜景
フラトンホテルは場所的にクラーク・キーエリアやマーライオンが近いので、観光にすごく便利でした。
光るドリアンドーム(左)
マリーナベイで行われる光と噴水のショーの観覧ポイントとしてマーライオン前の桟橋があるのですが、そちらへのアクセスも至極便利で、5分もかからず行けます。
シンガポールフライヤー(観覧車)とパビリオン
マーライオン修繕中
数日前までこのマーライオンは普通だったのに、いつの間にか捕らわれの身になっていました。
時々こんな修繕が行われるそうです。
地震がない国だからこそのビル群
ペカーッ!!
光と噴水のショーはSPECTRA(スペクトラ)といい、平日は20:00と21:00の1日2回、週末は20:00、21:00、22:00の3回行われています。
噴水だけなら向かいのベイサンズ側のベイがよいですが、マリーナベイサンズから放たれるレーザーも見るならこちら側がおすすめですよ。
美味しくて食べ過ぎる朝食
そして翌朝お待ちかねの朝食!!
焼きそばからワッフル、エッグベネディクトなどとにかく何でもありました。
実は今回泊まっていたクラブフロアにも専用の朝食スペースがあったのですが、種類は1階のレストランの方が豊富とのこと。
そう言われると下で食べたくなっちゃいます。笑
朝からシャンパンが付いてきたのには驚き。
シリアルも美味しくて大満足でした!
フラトンホテルのアフタヌーンティー
さらに今回の宿泊プラン、なんとアフタヌーンティーも付いていました。
それを知らなかった(聞き取りきれなかったとも言う)ふくねこたち。
「なんかアフタヌーンティーが利用できるみたいなこと言ってた気がするんだけど…」
と主人に伝え、チェックアウト時にスタッフさんに確認。
そしてなんと気の利いたことにチェックアウト日に利用させていただけました♪
ちょうどフロアに日本語スタッフさんがいらして助かりました。
14:30になり、アフタヌーンティー開始。
システムが分からないまま席へ(ドキドキ)。
ドリンクはこのメニューの中から好きに選べるようです。
テーブルにはミルクやお砂糖、ハチミツが完備。
ブッフェなので待ってる間にフードを取りに行っても良かったのですが、3段重ねのアレが来るイメージだったのでソワソワとただ待っていました。
で、アフタヌーンティーだけどハニーラテを頼むという。
目の前のハチミツ効果ですね。
フードはラウンジ内の数段上がった少し高い場所に用意されていました。
甘いものからしょっぱいものまで。
アフタヌーンティーどころか立派なランチですよこれは。
アフタヌーンティーと言えばスコーン!
2種類ありました。
備え付けのクリームがすごく美味しかったです。
サンドイッチ類も美味しくて、この後3回くらいおかわりしました。笑
ケーキももれなく美味。
チョコケーキが後を引いてつい何度も席を立ってしまいました(落ち着け)。
レインボーなケーキも見た目に反して良いお味でした!
優雅なはずのアフタヌーンティーでお腹いっぱい食べてしまいましたが、このプランのおかげでこの日はほとんどその他にお金を使いませんでした。
もしお金持ちになれたらまた泊まりに来てアフタヌーンティーを頼みたいです。
思い出に残るホテル泊となりました!
フラトンホテルに安く泊まる方法
シンガポールでホテルを予約する際はagoda(アゴダ)がおすすめです。
シンガポールの会社が運営する予約サイトのためか、東南アジア系のホテルは他より安い場合が多いです。
検索時点で1泊2万3000円くらいでした。
特別階のアフタヌーンティー付きプランは表示されている最安より高いですが、十分価値があると思いました!
☆「比較して少しでも安く泊まりたい」という場合はトリバゴ で検索すると最安値を探せます☆
「フラトンホテル」もしくは「The Fullerton Hotel」で試してみてくださいね。
ただ、聞いたことがない予約サイトだと稀に予約がされていなかったなんて場合もありますのでその辺はご注意くださいませ!