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トヨタ産業技術記念館で大人の社会科見学をしてみた感想(前編)|繊維機械館編

土曜日にONE OK ROCKことワンオクのライブのために名古屋に行きました。

翌日、愛知の誇るトヨタ自動車が運営する「トヨタ産業技術記念館」に立ち寄ってきたのですが、改めて人間の叡智というものに感動しました!

名古屋駅から歩いて行ける

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ところでこういう技術関係の、ましてや車に関する記念館となると

「車がないといけないのでは…」

という懸念が頭をよぎりますが、心配ご無用、名鉄名古屋本線の栄生(さこう)駅から徒歩3分、名古屋駅からも20分くらいで歩いて行けます。

もちろんバス停も記念館のすぐ入口にありますし、もちろん駐車場も完備。

バスは「なごや観光ルートバス“メーグル”」が名古屋駅バスターミナル11番乗り場から出ています。

トヨタ産業技術記念館に入館

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こちらが記念館の入口。

レンガ造りの雰囲気ある建物です。

ここは旧豊田紡織本社工場跡だった場所で、そこにこの記念館が建てられました。

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館内は大きく「繊維機械館」と「自動車館」に分かれています。

トヨタがもともとは自動車ではなく、繊維の仕事から始まったというのを今日初めて知りました。

入館料は

・大学生以上 500円

・中高生   300円

・小学生   200円

その他シニア割・共通割引券などの割引があります。

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チケットは共通割引券でなければ券売機で購入できます。

案内のおねえさんにパンフレットもいただきました。

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こちらがエントランスホール。

そして来ている方の半分くらい外国の方。

中・韓・英などの言語が聞こえてきてトヨタのすごさを思い知る。

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館内にはレストランもあり、お味もなかなかのクオリティな様子。

価格はお食事1300円程度~と高めですが、トヨタの名に懸けて質も確かなはず。

 

繊維機械館で繊維の工業化を知る

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まずは繊維機械館へ。

(写真はOKです。)

当初は「繊維機械はさらっと見て早く自動車に行こう」と思っていたのですが、入ってびっくり。

繊維機械、すごかったです。

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私たちが日々身に着けている布。

1本1本の糸が織られてできています。

と改めて書いたのは自分があまりにもそのことを意識していなかったから。

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この広大な繊維機械の展示を見て、改めて布の偉大さに気付きました。

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館内ではコットンを縒って糸にし、さらに布にする工程とその見事な機械仕掛けが歴史と共に展示されていました。

糸を効率よく織る機械が開発され、すると糸が不足して糸をもっと効率よく作る機械が開発され、生産性もどんどん向上。

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大量に糸を縒る機械

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糸も最初太かったものがどんどん細くなり、知っている形へ。

最初はあのふわふわな綿花だったんですよね。それが細くて丈夫な糸に。そして布に。

すごすぎる。

もはや天才的な発想

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これ、何だと思います?

糸や織機の技術が発達し、人間は模様を織るようになりました。

それを機械仕掛けで織ろうというものです。

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この穴のパターンを組み合わせることで、かぎ針が通るか通らないというのが決まります。

穴を通れば糸を拾ってくるので、その色が編み込めます。

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そんな組み合わせによって模様を織るというシステムです。

なんだこれ天才か。

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音はけっこうすごい

その模様を織る機械が技術の進歩により複雑化し、今ではコンピューター制御によりこんな緻密な絵柄も織れるようになりました。

この機械では実演もしていて、実際に布が織られていく様子を目の前で見ることができます。

まるで写真のようなデザインが織られていくその技術力の高さに見とれてしまいました。

繊維機械からクルマ作りへ

この紡織業を発展させたのは発明王と呼ばれた豊田佐吉氏。

その長男、喜一郎氏は自動車に興味を持ち、日本ではまだ産業化されていなかった国産自動車の製造に着手したそうです。

次はいよいよその自動車館に入ります!

トヨタ産業技術記念館で大人の社会科見学をしてみた感想(後編)|自動車館編