東京近郊で富士山が見えて気軽に登山を楽しめる人気の山、陣馬山。
広々とした山頂にはお茶屋さんも多く、登山初心者の方も高尾山への縦走をする方も楽しめる山です。
今回は交通費節約コースとして電車のみでJR藤野駅から高尾駅まで縦走してきました!
藤野駅から陣馬山登山口へ
まずは中央線に揺られ藤野駅へ。
吉祥寺から1時間ちょっとで着きました。
ここから陣馬登山口までは約2km、徒歩30分ほどです。
バスを利用すると約6分ですが、今回は歩きます。
駅を出るとすぐに「←陣馬山徒歩」という看板があるのでその通りに左手へ。
中央線を左手に見ながら線路沿いに進むと踏切があるのでそこを渡ります。
線路を渡るとトンネルがあるので注意して通ります。
そのまま県道522号を道なりに。
最初は川を右手に進みますが、1kmちょっと歩くと橋を渡り川が左手になります。
2車線の道路を進んでいくと、「陣馬登山口」のバス停があります。
バスの時間が合うようであればここまでバスで来るのもありですね。
ちなみに藤野駅からここまでの間にコンビニはありませんのでご注意ください(自販機はあります)。
登山口の入口はバス停から100mほど先にある道を右に曲がったところです。
入口にはこんな立派な石碑もあります。
ちなみにまがらずに県道をまっすぐ進むと観光用の公衆トイレがあるので心配な方は済ませておくと良いでしょう。
陣馬山のおすすめ登山コース
登山口には登山コースの案内もあります。
・一ノ尾尾根:おそらく一番人気。登り1時間40分、下り1時間20分。
・栃谷尾根 :陣馬の湯経由。登り1時間50分、下り1時間20分。
・ナラコ尾根:奈良子峠経由。登り2時間05分、下り1時間55分。
・和田峠 :和田峠経由。峠から登り30分、下り20分。
以前、陣馬高原下から和田峠経由で登ったことがあるのですが、和田峠までは車道を歩きます。
和田峠から陣馬山はあっけなく着きました。
山道が苦手な方は和田峠コースがいいかもしれません(え)。
陣馬山だけの登山なら一ノ尾尾根から登り栃谷尾根を下って陣馬の湯に立ち寄って帰るルートがテッパンですね。
今回も王道の一ノ尾尾根から登ってみます。
登山開始!と言ってもはじめはこんな舗装路が続きます。
民家も時々あり、ここで生活をしていることをしみじみすごいなあと思いながら登っていました。
5月でも日差しが暑い!サングラスを持って行ってよかったです。
本格的な登山道へ
この「いしい農園」さんが見えたら舗装路がそろそろ終わり。
100分の標識があった分岐からここまで5分ほどでした。
※ふくねこは比較的健脚らしいです。
その先から舗装路がなくなり、いよいよ登山道へ。
ここから4km。
まだまだありますね。
登山道はよく整備されているので歩きやすいです。
ゴールデンウィークでもっと人が多いかと思いましたが、そうでもありませんでした。
さくらんんぼの枝が落ちていました。
食べたかったけど万が一菌とか付いていることを懸念してがまん。
※そもそも山の物は勝手にとってはいけません。
食べたかったなぁ、さくらんぼ…。
巻き道も有効活用
登山をしているとこんな分かれ道が時々あります。
登山経験者の方はご存知かと思いますが、「巻き道」という登りを避けて通るルートです。トラバースとも言いますね。
陣馬山はトラバースしなくてもあまりきつくないので、好きな方を選んでいいと思います。
新緑の季節は緑がまぶしいですね。
標識がところどころにあるのでありがたいです。
分岐からここまで25分。
この季節はお花も楽しめます。
途中、「めおと坂」なるルートが。
ここからの登りは壮絶だろうなというすごい傾斜でした。
あと2km!
ここまで45分。
木漏れ日の間を進みます。
気持ちいい道です。
あと1.5km。
「陣馬山100分」の標識から約60分経過。そこそこいいペース。
緑のトンネルを進んでいきます。
尾根からの眺望はないけれど、終始緑に囲まれるルートです。
最後の登り!!
あと700mのところまで来ました。
ここで74分。さいごのひと踏ん張りです。
先ほどの標識から10分ほどで現れる階段。
ここを上れば山頂です!
登り続けること5分、山頂らしき光景が!
この瞬間はいつも心が変なテンションで満たされます。
ここまできてようやく視界が開けました。
山の上から見渡す山々。
登ってきたからこそ得られる光景ですね。
タイムは休憩込みで1時間30分でした。
山頂はお茶屋さんが多い
ところでこの陣馬山、山頂が開けていることもあり、お茶屋さんが多いうえにメニューが充実しています。
山の上とは思えない光景ですね(笑)。
和田峠からだと700m。
近いです。
こちらは別のお茶屋さん。
おつまみ付きのビールを売っているお店も。
猫のイラストがかわいかったです。
少し下にもお茶屋さんがありました。
賑わっています^^
陣馬山と言えばこれ
そして陣馬山と言えば山頂のこれ!
白馬の像が立っているのです。
冬は真っ白な雪に覆われるのでその姿も美しいと人気のスポット。
山盛りすぎて崩れた
そして山頂で食べるかき氷。
有名かどうかは分かりませんが、400円で山盛りのかき氷を作ってくれます。
なので個人的に今名物と決めました。
これは確実に名物の陣馬山からの富士山。
春は視界がよくないことが多いのですが、雨がちょっと前に降ったこともあり、この日はきれいな富士山が拝めました。
盛りなおした
熱くなった体に、ふんわり冷たいかき氷がこのうえなく美味しかったです。
いままで食べたかき氷の中で一番美味しかったと言っても過言ではない。美味しさは味だけじゃなくシチュエーションも大事ということを身をもって体験しました。
しかも400円。
高尾山口駅近くのかき氷より安い。こっちは山頂なのに。
かき氷で身も心も満たされたところで、ここから景信山、小仏峠を経由して高尾山まで縦走します!
数年ぶりの陣馬→高尾の縦走。
巻き道を使わないと決め、いざスタートです。