「Passeig de Gracia(グラシア通り)」にあるカサ・ミラ。
カサ・ミラ(別名ラ・ペドレラ)から、カサ・バトリョ(カサ・バッリョ)、カタルーニャ音楽堂と、ガウディ建築を見学してきました。
カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)
波打ってる
Passeig de Garsiaのバス停からガルシア通りをカタルーニャ広場方向に歩いて行くと、左手に現れるひときわ目を引く建物。
これはなんだ
カサ・ミラが何かをあまりよく知らなかったふくねこでも一目で分かります。
これは何か大変なものだ・・・!
カサ・ミラは「ミラ邸」という意味で、言うなればミラさんのお屋敷。
今では観光客であふれるこの建物も、当時はあまり評価されなかったそう。
その外観から「石切り場」を意味する「ラ・ペドレラ」と呼ばれました。
ここでは今もその呼称で親しまれています。
カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)の入場料
カサ・ミラの入場チケットには4種類あります。
※金額は2017年10月時点の大人1枚。
- デイチケット(指定した日の日中に入場可):22€
- プレミアムチケット(日中であればいつでも優先入場可):29€
- デイ&ナイト(昼も夜のライトアップ時も入れる):41€
- ナイトチケット(夜のライトアップ時に入れる):34€
なかなかの高額!
デイチケット以外はすべて何かしらの特典が付いています。
詳しくはラ・ペドレラのHPからご確認ください。
今回はデイチケットで入場。
チケットはWEBでも購入可能ですが、窓口で購入しても金額は変わりませんでした。
今回それぞれを個別に回ったのですが、けっこう面倒だったのでガウディ建築を巡るツアーなども利用すると便利かもです。
ツアーはこんな感じ
ガウディ建築群の現地オプショナルツアー(日本語ガイド)
ラ・ペドレラの建物内へ
パティオも曲線
日本ではカサ・ミラの名前がメジャーなようですが、音声ガイドでも「ラ・ペドレラ」が使われていたのでここでもラ・ペドレラと呼ぶことにします。
ラ・ペドレラの内部に入るとまずその構造に息をのみます。
ヨーロッパ建築では内側を囲うように建物が建っていることが多いですが、それが曲線というのに衝撃です。
しかもそれを1910年に建てたという飛びぬけた発想力。
屋上もなんだかすごいことに
この建物は今も賃貸住宅として利用されていて、実際に住んでいる方もいらっしゃるというから驚きです。
ジブリの世界が現実に
家賃いくらぐらいなんだろう…と思って調べてみたら、1200€程と。
1€約130円くらいとして156,000円。
あれ?意外に安い!
これも計算かな
屋上もまるで公園のような造り。
ガウディはワクワクを作る天才だったのかも。
![f:id:Fukuneko:20171031021740j:plain f:id:Fukuneko:20171031021740j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/F/Fukuneko/20171031/20171031021740.jpg)
屋根裏は魚の骨からヒントを得た形状だそう。
これもユニークです。
屋内の展示エリアにはラ・ペドレラの模型。
うねうね。
これはガウディがよく利用したフニクラについて説明している場所にあったモデル。
ガウディは生き物や植物など自然界にある形状を多く取り入れていたそうです。
内部では当時のブルジョワ階級の暮らしぶりも見ることができました。
子供部屋
子供部屋は車の音など外の騒音が届きにくいよう内側に作られていたそうです。
お人形はいつの時代もお友達
メイドさんの部屋
シンプル
キッチン
大きなカマドも
何の部屋だったかな
主寝室ではないベッドルーム
バスルーム
広い!
書斎かな?
ダイニング
主寝室
主寝室用のバスルーム
当時この主寝室専用のバスルームを設置するのはそれまでなかったそうです。
階段の手すりもやさしいフォルムで気持ちよかったです。
カサ・バトリョ(カサ・バッリョ)
続いてカサ・バトリョです。
カサ・バトリョはカサ・ミラの少し南にあります。
こちらもバトリョ邸、バトリョさんのお屋敷です。
バトリョがスペイン語、バッリョがカタルーニャ語読みだそう。
カサ・バトリョの入場料
こちらの入場料もかなりいいお値段です。
一番安い普通の入場チケットでも窓口で買うと28€。
何時になるか分からず最初WEBから窓口に並んでいたのですが、並んでいるときに「ウェブサイトから購入すると23.5€です。今購入しても入れます」という案内があり、その場でその時の日時を指定してEチケットで入場できました。
チケットを現地で買うならカサ・バトリョ公式HPから予約するのが断然お得ですよー!
音声ガイド端末に隠れた秘密が
カサ・バトリョは海の中をイメージして作られていて、天窓がカメの甲羅風だったり、階段が波打つ形だったり、まるでディズニーのアトラクションのようでした。
しかもガイドの端末をポイントにかざすと素敵な仕掛けが!
天井のカメの甲羅のような窓からカメが出てきて画面の中で泳ぎ始めました。
これは楽しい!!
まるで竜宮城
窓枠も曲線。
外にはサンゴ礁のような柵も。
見飽きない室内と仕掛けだらけの粋なガイドでなかなか足が進みません。笑
暖炉からキノコ出てきた
差し込む光
本当は部屋には何もないのですが、画面の中では家具が配置されています。
天井ミルククラウン
ダイニングの天井にはミルククラウンの装飾。
食事をする部屋にぴったりです。
曲線と木の暖かみある空間
手すりにもこだわりがあり、木で作られたとても触り心地のよい手すりでした。
壁にもがないから気持ちも滑らかに降りられます。
エレベーターも海の中を思わせるデザイン。
柵にも木が使われているのがガウディのこだわりだそう。
屋根裏部屋もアーチ状。
まるで魚の骨のよう。
壁から入る光は自然光。
うまくできています!
エレベーターのある吹き抜けにもある工夫が。
この青い色、上に行くほど色が濃くしてあります。
天井からの光を受けて色が均一に見えるようにしているのです。
明るいと白っぽくなりますもんね。
窓も上は小さめに、下は大きく採光のバランスが取られています。
屋上はまるでお城のようでした。
夜には「An evening toast」と言ってライトライトアップされた屋上でスパークリングワインを飲むチケットもあったりします。
ここは水のタンクがあった場所。
こんなおしゃれなオブジェになっていました。
最後まで素敵
正直「入場料高ッ!!!」と思ったのですが、入ってみると大満足のカサ・バトリョでした。
カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)かカサ・バトリョどちらに行くか迷ったら、個人的にはカサ・バトリョがおすすめです。
でも可能ならせっかくなのでどっちも行って欲しいです!
![f:id:Fukuneko:20190509145202p:plain f:id:Fukuneko:20190509145202p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/F/Fukuneko/20190509/20190509145202.png)
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=358RF5+AZBUGI+443O+BW8O2)
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カタルーニャ音楽堂
これかと思ったら奥だった
カサ・バトリョからさらに南寄りに進み、カタルーニャ音楽堂にも足を伸ばしました。
一瞬手前のピンクの建物かと思ったのですが、奥にちゃんとした建物を発見。
カタルーニャ音楽堂はガウディの師モンタネールが手がけた建築です。
バルセロナ市内だとサン・パウ病院もその一つです。
カタルーニャ音楽堂の見学ツアー料金
カタルーニャ音楽堂は現在も現役でコンサートが開催されており、日中は見学ツアー(公式サイトで予約可)が行われています。
料金は18€。
日本語はなく、英語、カタルーニャ語、スペイン語、フランス語、イタリア語のどれか。
公演準備があるときは開いていないこともあるようです。
見学ツアーの入口は裏側で、こちらは表側。
こちらからも内部が少し見えました。
かわいいチケットブース
今回見学コースの時間が終わっており入れなかったのですが、次回はぜひ中も入ってみたいです!
カタルーニャ広場も行ってみた
近くにカタルーニャ広場があったのでこちらも行ってみました。
噴水もあって鳩の憩いの場にもなっている様子。
回数券に助けられた
鳩まみれ
次の瞬間、お米(?)を袋に持ったおじさんがそれをまき散らし、鳩が一斉にむらがりました。
はしゃいで鳩の大群に突入して間とまみれで写真を撮っている中国系のおばちゃんが何だか可愛かったです。
(左の女の子ではないです。)
あと4回分は明日
帰りはメトロでホテル近くのサグラダファミリア駅まで戻りました。
バスでちゃんと寝られなかったので回数券で気楽にメトロやバスに乗れてよかったです!
サグラダファミリアの予約が取れたのは翌日になってしまったので、明日サグラダファミリアへ入ります。
楽しみです!
![f:id:Fukuneko:20190509145202p:plain f:id:Fukuneko:20190509145202p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/F/Fukuneko/20190509/20190509145202.png)
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