夫婦旅中、リスボン市内でスリに遭いました。
おそらくほんのちょっと一人になった隙に。
そんなリスボンで安心して過ごせたホテル・ホステルをまとめました。
- リスボンの治安
- 観光に便利な「MY STORY HOTEL(マイストーリーホテル)」
- Rossio駅の2階から楽々アクセスなカルモ修道院は日曜お休み
- 1万円台で泊まれる5つ星ホテル「EUROSTAR HOTEL(ユーロスターホテル)」
- 駅隣接の「LISBON DESTINATION HOSTEL」
- お世話になった「The Beautique Hotels Figueira」
- スリはこわい
リスボンの治安
リアルにお金がない
ホテルのお話の前に、治安について。
リスボンはここ数年スリが激増しているそうです。しかも手口が巧妙!
・観光客に成りすまし、地図を広げながら近付いての犯行
・一人が前に自然に立ちはだかり歩みを止めたときにもう一人が抜き取る
・混雑した車内で器用にロックを外す
・若いきれいな女性2人組や4人の男女カップル風のスリグループ
一見普通の人がスリ犯で、本当にいつ盗られたか分からないのが特徴です。
手荷物には本当に本当に注意してください!
観光に便利な「MY STORY HOTEL(マイストーリーホテル)」
まずは観光に便利なロッシオ広場に面したMY STORY HOTEL。
パスポート再申請のためリスボン延泊になり、気分を変えるために泊まったホテルです。
スタンダードのダブルルームはコンパクト。
屋根裏部屋のようでした。
屋根裏のため部屋は若干圧迫感。
斜めの出っ張りに頭をぶつけやすいので注意です。
入口側には冷蔵庫とクローゼットが縦の空間を利用して備え付けられていました。
シンクはおしゃれだけど浅め。
水は溜めにくいタイプです。
シャワールームは完全に扉が閉まるタイプだったので水がトイレ側に飛んでくることもありませんでした。
水圧も良好!
この日もお財布(とパスポート)を探したけど見つからず、警察からも連絡はありませんでした。
天井のおしゃれな梁を見つめて祈りながら眠りました。
このパンが美味しかった
朝ごはんは10€。
主人が「食べちゃおう」、とホテルのブッフェにしてくれました。
スクランブルエッグの味が薄く、ケチャップが欲しいです。
欧米系の方は塩をもらっていました。
しょっぱいベーコンと一緒に食べるとちょうどよかったです。
ごはんを食べるとちょっと元気が出ます。
Rossio駅の2階から楽々アクセスなカルモ修道院は日曜お休み
今日(11月5日)はまた別のホテルに移動することに。
お得なプランのホテルを渡り歩いています。
荷物だけ先に置きに行き、1人で再びお財布探し兼街歩き。
(主人はホテルのロビーでお仕事。)
カルモ修道院に来たのですが、日曜休館でした。
残念そうな人もちらほら。
隙間から覗く街並みもきれいでした。
入れ替わり立ち代わり写真撮影。
明日主人を誘ってまた来てみようと思います。
ふくねこは今一文無しなので、開いていても入れませんでしたね。
坂の隙間からも街並み
ところで、このお散歩にはもうひとつ目的が。
昨夜のホテルで作った切り絵オーナメントを売って現ナマを手に入れられないかと考えていたのです。
看板も作った
ただ、紙製品は路上で広げるには不向きだったのです。
風で飛んでく。
落ちていた枝切れにひっかけてみたのですが、風でちぎれそう。
しばらく看板の紙と作品を手で持ってみましたが、うまく道を通る人に見せられず難しかったです。
リスボン市内ではレストランのある通りを歩いていると、呼び込みをちょくちょく受けます。
上の看板を見せたら「ああー」という表情で見送ってくれました。
カッターがないので、はさみと、ホテルにあったメモ帳でちまちま切って作ったのがこちらです。
プレゼントボックス風
リース風
キャンドル風
他にもいくつか。
道すがら階段のところで何度も会っている(見かけている)物乞いのおばちゃんに何だか気持ちがシンクロして、「私はスリにあいました」と言って天使の形のオーナメントをプレゼントしました。
受け取ってくれましたが、カップを差し出して来たのでたぶんお金の方が良かったのかもしれません。
ふくねこもお金が欲しいです。
1万円台で泊まれる5つ星ホテル「EUROSTAR HOTEL(ユーロスターホテル)」
一瞬ベッドがないかと
チェックインできる14時にホテルで主人と待ち合わせをしていたのでホテルに戻りました。
何と部屋を無料でアップグレードしてくれました!!
デスクとおしゃれなオーディオ
荷物を置きに来た時のプレチェックインで2人分のパスポートの提示を求められ、「スリに持って行かれました」と言って悲壮感を漂わせていたからかもしれません。
(パスポート番号を口頭で伝えてOKでした。)
ベッドルームが別だった
入口に来るまで主人も知らなかったようですが、5つ星ホテルでした。
それでも1万円代。
そしてきっとこの部屋はそんな額じゃ泊まれない。
テンションが上がります。
トイレは右奥(用を足してるわけじゃない)
天井が高く空間も広く、昨日の部屋が3つは入りそうです。
ベッドもダブルの1.5倍の大きさ。
バスローブにアイロンまである
クローゼットも東京に住んでいた時のものよりでかいです。
セキュリティボックスは大き目でA4サイズのPCも入ります。
テラスからは街が一望できました。
しかしこのどこかに財布とパスポートとそれを盗ったやつがいると思うと悔しいです。
シンクは大きく、ドライヤーもありました。
クシがある
アメニティもせいぞろい。
コンディショナーはありません。
そしてこのホテル、バスタブがありました。
久々に見るバスタブです。
お手洗いもビデ付き(使いませんが)。
バスタブとは別にシャワーもあります。
お風呂と別物として造られているのがヨーロッパっぽいです。
ポットもあり、コーヒー、紅茶のセットも。
ちょっとコーヒーを飲めるのがうれしいです。
ソファーの奥のテーブルにはポーションタイプのマシンもありました。
美味しかったです!
即席サンドイッチ
お昼ごはんと夜ごはんは近くのスーパーで買ってきたものを。
都会だと日曜でもスーパーが開いているのが助かります。
0.08€のプチパンが激安でした。
駅隣接の「LISBON DESTINATION HOSTEL」
こちらは過去記事でも登場した安くてきれいで安心なホステル。
ドミトリー(4人~10人)の他、個室も選べます。
最初は個室に泊まり、その後はドミトリーに泊まりました。
ドミトリーでもカーテンが付いていてプライベート空間はあるし、ベッド下に個別の大きなカギのかかるロッカーがあるのでセキュリティの面でも安心できました。
個室のダブルはこんな感じです。
個室の場合はタオルも付いていて、部屋に洗面台、バス、トイレ付きです。
ほぼホテルです。
ドミトリーは共用のシャワールームとトイレ、洗面台ですが、混む感じはそれほどなくストレスなく使えました。
キッチンが24時間使えるので、お米(日本米っぽいのは500gで0.98€でした)を買ってきてお鍋でご飯を炊くこともできます。
キッチンはコンロ、シンクともに2スペースありますが、タイミングがかぶると使いづらいです。
メニューは毎日ほぼ一緒
朝食は8:00~11:00で無料で食べられます。
朝食時間帯だけ飲めるドリンクもあるのでその時間に共用スペースで飲み物を飲みながらPC作業をしていました。
Wi-Fiも速くて、まるで泊まれるコワーキングスペースのようです。
いい色
スタッフさんが焼いてくれるクレープ(薄焼きパンケーキ?)が美味しかったです。
焼きあがるとすぐなくなります。
バターとはちみつがぴったりでした。
お世話になった「The Beautique Hotels Figueira」
朝食が最高
こちらはふくねこがスリに遭った日に泊まったホテルです。
それどころじゃなかったのか、あったのは写真の朝食のみ。
チェックイン時間は遅かった(16時近く)ものの、19時まで使えるウェルカムドリンク券があったり、スリにあったふくねこにツーリストポリスの場所を教えてくれたり、親切にしてくれました。
朝食がぜんぶ美味しかったです。
ホテルの価格を毎日見ていますが、日々変動します。
比較サイトをうまく利用すると、移動は少し面倒ですがいいホテルにお得に泊まれるのでおすすめです。
スリはこわい
このブログを書いている日、目の前でチャイニーズの男性がスリにあった場面を目撃しました。
男女のカップルとチャイニーズのおじさん2人組がぶつかって、「おい!」みたいな感じで追いかけるおじさんたち。
おじさん、女性のバッグから何かを取り戻そうとする。
女性は「何よ!」みたいな感じで振りほどく。
そのあとしばらくもめていましたが(少し離れていて良く見えず)、おじさんたちは憤りの表情で戻ってきました。
そのおじさんたちはツアーで来ていたようで、他のお客さんたちと合流してすごい喧噪で何かを訴えていました。
カバンの中を一生懸命探していたので、何かをスられたのだと思います。
昨日、おとといとポリスに財布が届いていないか聞きに行った時も誰かが聴取を受けていました。
リスボンは本当にびっくりするくらいスリが多いです。
夜に一人歩きをしていて首絞め強盗に遭い、手荷物をぜんぶ持って行かれた男性もいました。
今後は気を一層引き締めて旅を続けようと思います。