12月にマチュピチュへ行ってきました。
マチュピチュ村に着いてからマチュピチュ遺跡への入場、しんどかったワイナピチュ山登山について写真とともにお送りします。
マチュピチュのチケット、列車の手配についてはこちら↓
写真は見たくないー!自分の目で見たい!という方は最後の行き方まとめだけどうぞ。
ピチュ。
- マチュピチュまではバスか徒歩
- バスチケットの購入場所
- マチュピチュへのバス
- 現地ガイドの料金
- リャマに間近で会える
- 謎に満ちたインカ帝国
- これぞマチュピチュ!な景色は高台から
- ワイナピチュ山は大変だけど最高
- 晴れると暑いマチュピチュ
- マチュピチュ村に着いてからの行き方まとめ
マチュピチュまではバスか徒歩
バス乗り場近くのモニュメント
マチュピチュ村からマチュピチュまでのアクセスは「バス」もしくは「徒歩」です。
バスは片道約25分。
徒歩だと行きは登りで1時間~1時間半、帰りは下りでその2/3くらいの所要時間です。
バスチケットの購入場所
チケット売り場は川沿い
行きはバス、帰りは徒歩という方もけっこういますが、今回主人の体調のこともあり往復バスにしました。
チケットは川沿いのチケットブースで買えます。
バスの出る早朝~18時まで営業しています。
チケットの購入には外国人の場合パスポートの提示が必要です。
クレジットカードも使えますが、珍しくここではVISAは使えずマスターカード、アメリカンエキスプレス、ユニオンペイがOKでした。
カード決済の場合、約2USDの手数料がかかります。
当日の朝でも買えますが、長蛇の列になるので前泊であれば前日に購入しておくとスムーズです。
夕方は並ばずに買えました。
チケット売り場の近くには荷物の預かり所もありました。
営業時間は4:30~18:00。
マチュピチュが6:00~17:30までなので閉まるのは早いです。
マチュピチュへのバス
そしてマチュピチュへ行く当日、起きてみると小雨でした!
チケットを買ったときは晴れだったのに…。
まあ山の天気は変わりやすいのでそれほど不安はなく出発。主人のテンションは低かったですが。
チケット売り場は行列ができていましたが、既にチケットを持っている我々はそのままバスの乗車口へ。
A4に印刷されたチケットを見せて乗車します。
この時にマチュピチュのチケットも一緒に確認されました。
人によってはパスポートもチェックされていました。
窓からは絶景が見えるのですが、雲が低いですね。
これはこれで幻想的で好きです。
遺跡までは半分以上がこんなジグザク道です。
日光のいろは坂よりは楽でした。
うーん、雲です。
バスはマチュピチュ遺跡の横に唯一あるホテルの前に止まりました。
(1泊10万円くらいするらしいです。)
帰りは目の前に見ているバス乗り場からバスに乗ります。
帰りのバスチケットはマチュピチュ遺跡でも購入可能です。
やっぱりVISAは使えません。
突き当りにトイレがあり、使用料2ソルを払って入ります。
小銭を持っておくとよいですね。
自販機もありましたが超高いです。
水は街で買って持っていきましょう。
カップのドリンクマシーンもありました。
こういう機械はフランスのベルサイユに行くときにお金だけ飲み込まれたのでトラウマです。
貴重な1.20€…。
→その時の記事はこれです。
現地ガイドの料金
入り口はトイレの左上
さて、今回一番気になっていたガイド問題です。
2017年7月からマチュピチュ遺跡への入場に同伴が必要となったガイド。
現地で見つけられるとペルーレイルのお姉さんに聞いていたものの、不安でした。
犬だらけ
が、そんな不安は一瞬で消え去るくらい、入口に向かう途中でガイドさんがたくさん声をかけてきました。笑
女性のガイドさんがいいなーと思って女性のガイドさんのお話を聞いたのですが、声をかけてくれた女性ガイドさんは英語が話せず、他の男性のガイドさんがやってきました。
平和だ
ガイドのパウロさんの話をざっくりまとめると、
・プライベートガイドは好きなペースで見て回れて、好きな時に写真を撮れる。何よりすぐに入れる。料金は70USD(もう少し高かったかも)。
・グループガイドが良ければ何人かが集まったら出発できる。料金は10USD~で人数による。
・ガイドが終わったら登山の時間まで自由に見れる。
と。
安くしたのでグループでお願いしました。
パウロが「次のバスが来たら声をかけるから、他の人が集まるまで待ってて」ということで犬たちを眺めて待っていました。
その後、フランス人ご夫婦と計4人、すぐに出発ということで、1人20USD(2人で40USD)のガイド代ということになりました。
ツアー会社の英語ガイドは10人で1人10USDだったので、そこそこの相場かなと思い了承。
右上はバス乗り場で押されたスタンプ
入場すると日付入りの緑のスタンプを押してもらえます。
このチケットがあると2回目の入場(別チケットが必要)はガイドが免除されるんだそうです。
チケットチェック後、遺跡の入口でも手荷物預かりのサービスがありました。
そしてパウロによるガイドツアーが始まったのですが、グループはいつの間にか最終的に6人。
中国系のカップルはマチュピチュ山への入山時間指定があり、途中で抜けるとのこと。
もやってます
で、ガイド代の渡し方が怪しかったのです。
パウロ「君たちはここで40USDを払うんだ」
なぜか歩きながら細い道で後ろに見えないような感じに支払い。
しかも6人グループになったのに4人グループで言われた40USDのまま。
怪しい。
ここで金額について言えばよかったのですが、渡してしまいました。
ぼられたかな?と思ったのですが、ツアーの最後にフランス人ご夫婦の支払いを見ていたら同じ40USDを払っていました。
彼らが支払う額が少なかったら問いただそうと思ったのですが、ふくねこが見ている目の前で支払いをしていたし(意図的に見てましたw)、問題なさそう。
思うに、むしろあの中国人カップルがチョロまかされたのかもしれません。
あなたたちは短いから安くするよ、みたいに。
だから彼らに見えないように支払いをさせたのかなと。
こういうもやもやが残らないようにするためにも、現地ガイドも事前にツアーで申し込んでおく方が良さそうです。
雲が醸し出す空中都市感
ツアー自体は要所要所でしっかり説明してくれていて、おすすめスポットや歴史についても話してくれて相応のものでした。
英語力が足りなくて理解できないところも多々ありましたが。(^^;
あと、パウロ歩くの早いです。
食料はあそこに備蓄していたそう
こういう場所では母国語でちゃんと説明を聞きたいですね。
こちらは居住区
そんなんで説明もそこそこに写真を撮っていました。
(フランス人の旦那さんも説明聞かず写真撮りまくってた。)
ごめん、パウロ。
リャマに間近で会える
降りてきた
そんなパウロさんと歩いていると、突然上からリャマが駆け下りてきました!
ここマチュピチュはリャマが居ることでも有名なんだそう。
「リャマいないの?リャマ見たいー」と言い続けていた主人も歓声。
検査と投薬中かな?
りゃまはワイナピチュ山の登山口近くにたくさん居るようです。
間近で見れた
まつ毛バッシバシでかわいいです。
ここに人が住んでいたのか
パウロのガイドは続きます。
謎に満ちたインカ帝国
インティライミ的な場所
ここはお祭りが行われた広場だそう。
ナオト・インティライミ(ミュージシャン)のおかげで何たるかが分かりました。
大迫力
「インティ・ライミ」はインカの言葉ケチュア語で「太陽の祭」という意味です。
これだけ太陽が近かったら太陽を崇めもしますね。
まさに謎に満ちた都市
インカの人々は太陽の光でいろいろなものを測ったり見たりしていたようで、遺跡の中にも日の光や向きを利用したと考えられる建物が残っていました。
立体迷路のよう
でもその大部分はまだまだ分かっていなくて、ガイドさんが話せる内容も限られるみたいですね。
ロードオブザリング
だんだんだん
ツアーでは一度ワイナピチュ山の入り口まで行って、また遺跡の入り口まで戻りました。
そういうルールがあるのかもしれません。
ケチュア語が最後まで「ケチャップ」に聞こえていました。
これぞマチュピチュ!な景色は高台から
この上でチケット見せて入った
そのあとは高台からの景色を堪能。
パウロ「ワイナピチュは曇ってて景色が見えないだろうから、この高台から見るといいよ。あの人にチケットを見せてね。」
確かにこの時はワイナピチュ山、雲がかかってました。
高台に入る前にフランス人ご夫婦のお会計がありました。
最初に一括でしないのがやはり謎です。
こちらはマチュピチュ登山の方の順路にもなっているようです。
実は高台への入口でワイナピチュのセット券となっているチケットを見せたら
「ワイナピチュはあっちだよ。」
と言われ、高台に登る感じではない方に案内されたのですが、パウロが何か叫んで
「高台(パノラマなんとかって言ってた)に行きたいの?」と改めて言われたので、パウロの計らいによりスムーズに入れたのかもしれません。
そう思う方が幸せなのでそういうことにしておきます。
マチュピチュ山はここから
ワイナピチュ山に比べてマチュピチュ山はあまり人気がなく、前日でもチケットが取りやすいです。
確かに人が少なかった。
そこから見晴らしの良さそうな方に歩くと、テレビや写真で見た「マチュピチュ」の姿がそこにありました。
見たことある
青い服の人がナレーションしてた
この日はちょうどテレビの撮影をしていて、上から撮影をしながら下で青い服の男性がナレーションをしていました。
言語は英語でした。
これがマチュピチュだ
ちなみに、この後登るワイナピチュ山は後ろの一番高く見える山です。
この時点ではもうこの景色に満足していたのでやめとこうかと言っていたのですが、山登り好きなふくねこ、山を目の前にしてやめることができませんでした。
ちょっとモメたね
どの角度も素敵
雲が晴れてきてワイナピチュ山が見えるようになってきました。
せっかくチケット取ったし、もうこれは行くしかない。
ワイナピチュ山は大変だけど最高
高台からの景色で満足している主人を後ろに、ワイナピチュ行きたいと進むふくねこ。
「危ない。行くのやめようって言ったじゃん。」
「でもどうしても行きたい。」
入るときと出るときに記帳
そんなやりとりをしながらやや険悪になりつつ登山開始。
めざせ山頂
主「どこまで行くの?」
ふ「山頂。上まで行きたい。」
動物のフンに種が混じってた
主「行かないつったじゃん!」
ふ「あの時は雲で登っても見えなそうだったけど、今は晴れてきてるから行きたくなったんだよ!」
迷うような道ではない
口論になりつつ、登る。笑
うひょー
登山口から一度下ってマチュピチュ山の下まで行き、そこから本格的な登りになります。
帰りも地味に辛いやつです。
こんな階段を延々と登ったり
山の形からして分かるようにずーっと急登が続きます。
ローブにつかまって登ったり
正直しんどい登山です!
主人は「来るんじゃなかった。」と何度もぼやいていました。
でもこんな景色が見られるなら、来たかいがあるってもんです。
ジーンズはきつそう
主人の靴はタウン使いな靴で登山には向かなくて大変だったかもしれません。
(というふくねこもスニーカー。)
サンダルで来てたツワモノも居ましたが、さすがに危ないのでそれはやめてほしいです。
ほぼ山頂近くまで来ました。
眼下にマチュピチュの全貌が見えます。
左のジグザグ道がバスで登ってきた道です。
山頂かと思ったらまだ先がありました。
まだ上があるよ
あと一息。
ここまで来たらてっぺんのてっぺんまで!!
とは言いつつ階段がきつい
しかしこんなところにも建物があるとは。
インカ人の知恵と労力の結晶。
2667.58m
ようやくワイナピチュ山の山頂と思われる看板にたどり着きました。
ちなみにこの看板がある場所は眺望はありません。
ここで終わりかと思ったらまだ上に行ける様子だったので登ってきました。
奥が詰まってるなーと思ったら写真撮影のスポットのようです。
後ろが
ふくねこたちも後ろの方に撮ってもらいました。
が、肝心の遺跡が隠れている…!!!笑
撮るときは左の岩に登って撮るといい感じに撮れます。
交代でふくねこが撮ったのはいい感じの構図(自分で言う)。
スマホを渡すときにドヤ顔になってたと思います。
山頂の山頂からの出口もまたなかなか険しく楽しい道のりでした。
隙間からマチュピチュ
かわいいお花
素晴らしい
ワイナピチュ山、あきらめずに登ってよかったです。
主人も最終的には「登って良かった。」と小さく言っていたのでうれしいです。
下りは楽しい
どうやって切り開いたのか、こんな狭い道まで。
挟まっちゃう人、いるんじゃないでしょうか。
あと、山頂からの下山ルートにはもうひとつお楽しみスポットがあります。
お、落ちる…!!!
それがこの「ふぁいといっぱつコーナー」です。
(勝手に名前を付けました。)
うっすら笑顔
マチュピチュでここが一番楽しかったです。笑
あとはぐるっと回り、登ってきた道に合流。
名残惜しい
ひたすら下ります。
急登の山道は下りが怖いですね。
最後に行きで下った道を上って到着。
戻ってきた
グロッキーな主人
出るときも記帳して下山の確認をします。
時間を見たら10:30入山、12:40の下山でした。
ゆっくり登って2時間くらいだったので、健脚ペースなら1時間20分くらいで往復できる山です。
降りてからもリャマに会えました。
もぐもぐ
彼らはひたすら草を食んでいるので、待ち構えて顔を上げた瞬間シャッターを切ると正面の顔が撮れます。
草をむしって食べる音が野生の音でした。
晴れると暑いマチュピチュ
午後になって雲が晴れてきました。
明るい光に照らされたマチュピチュもやはり素敵。
光の加減で違って見える
ただ、日が照ってくると一気に暑くなります。
乾季は相当日差しが強そうなので帽子と日焼け止め必須ですね。
日焼け止めを塗り忘れた腕は曇りがちなこの日でも見事に焼けていました。
ワイナピチュの登山口から再び入口に戻りました。
チケット上は午後の部の12:00~17:30のチケットを持っている人たちが入場する時間帯。
午前チケットにも関わらず既に13時を過ぎていてちょっと不安でしたが、出口でのチェックはなくスルーでした。
帰りのバスチケットは往復で買っていたのでそのまま入口でチケットをパスポートを見せて乗車。
すぐに人がいっぱいになって発車しました。
コンドルモチーフ
一度正面衝突しそうになりながらも、無事にマチュピチュ村に戻ってきました。
お世話になりました
帰りは下りなので、トレッキングコースを歩くのもお天気次第では楽しいと思います。
ワイナピチュ山のチケットは人気ですが、登る価値のある景色が待っています。
体力の許す方はぜひ!
マチュピチュ村に着いてからの行き方まとめ
最後に、マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)以降のマチュピチュへのアクセスまとめです。
マチュピチュ村ーマチュピチュ遺跡への移動方法
バス:川沿いのバス乗り場でチケット購入可。所要時間約25分。片道12USD。
徒歩:行きは階段多く1~1時間半時間くらい、帰りはその2/3くらい。
※帰りは歩くか悩んでいる場合は、行きのバスだけ買っておいて、帰りは現地で購入することも可能です。
マチュピチュでの現地ガイド交渉
入口に向かうとガイドの方からどんどん声をかけてきます。
グループで安く済ませたい場合はその旨を伝えると他の人を探してきてくれます。
日本語ガイドさんも少ないですがいます。
料金目安:1人10USD~150USD(人数、時間によって異なる。)
※なんか微妙だなーと思うガイドさんは断って他の方を探しましょう。ガイドさんはたくさんいます。
マチュピチュでのトイレ事情
遺跡内はもちろん、山にも当然トイレはありません。
登山もすると4~5時間はトイレに行けません。不安な方は入口の有料トイレで済ませておきましょう。
トイレチップ:2ソル
マチュピチュでの滞在時間
入場にはガイド同伴が必須となったマチュピチュですが、ガイド終了後は自由に散策できました。
登山とセットだったからかもしれませんが、登山開始の指定時刻まで自由に回れるというのが良かったです。
購入したチケットは午前券で、6時~12時の遺跡滞在とワイナピチュ入山10~11時の指定がありました。
ワイナピチュ下山が12時過ぎとなり、結局13時半近くまで遺跡内に滞在しましたが、出口でのチケットチェックはなく問題ありませんでした。
11時に入山して12時までに降りて遺跡を出るとか不可能なので、その辺は時間指定があってもグレーゾーンになっているのかもしれません。
服装・持ち物
靴:歩きやすい靴で大丈夫ですが、登山をされる方は滑りにくい靴推奨。
服装:山の気候なので調節しやすい服装が良いです。
水:遺跡内に水は売っていません。曇っている日は水は500mLくらいで足りそうですが、晴れて暑い日は1Lくらい持っていると安心。
日焼け止め:太陽が容赦なく照り付けます。
虫よけスプレー:時期が良かったのか今回被害に遭いませんでしたが(1か所刺されてたっぽい)、けっこう刺されている人がいます。ブヨのような蚊のような虫で、刺されるかなり痒いです。一人、欧米の男性で半ズボンの出ている足を無残に刺されまくっていました。
マチュピチュ内はアップダウンがそれなりにあり、けっこう体力を消耗します。
標高は富士山5合目くらいなので高山病の心配はあまりないと思いますが、マチュピチュ村で前泊しておくと楽かもしれません。
我々はマチュピチュ村に2泊したのですが、のんびりできて楽でしたよ!
マチュピチュ村で泊まったホテルについてはこちら↓