12月14日(木)。朝からタクシーと鉄道でマチュピチュ村に向かいました。
ポロイ駅発のビスタドームに乗った感想を主に書いています。
クスコからポロイ駅へタクシー
途中の景色もなかなか素敵
マチュピチュ遺跡の最寄り駅、マチュピチュ村に行くにはポロイ駅かオリャンタイタンボ駅から乗ることになります。
どちらから出るかは雨季、乾季によって異なるのですが、今回取ったマチュピチュ村への列車はポロイ駅発でした(帰りはオリャンタイタンボ駅着)。
駅には発車30分前に行くように注意書きがあるので、8:25発だと7:55には駅にいなければなりません。
前日ホテルのフロントでタクシーをお願いする際、ポロイ駅まで45分かかると言われ、念のため6:45に指定しました。
6:45ちょっと前にチェックアウトしに行ってタクシーについて聞いたら、「ちょっと待ってね」と。
案の定その時に連絡をしていました。笑
6:55近くになってイケメンの運転手さんが颯爽と登場。
特に大きな渋滞もなく、アルマス広場からポロイ駅まで25分くらいで着きました。
料金は40ソル(≒1400円)。
高いのか安いのか分かりませんが、見た感じ高級なタクシーだったしホテルの人が言っていた価格なので相場じゃないかと思います。
ポロイ駅でチケットのチェックイン
旅人だらけ
駅には一つ前の列車を待つ人が待合室にたくさん。
チェックインはどこだろうと紙を持ってキョロキョロしていたら駅員のお姉さんが「チェックイン?」と声をかけてくれました。
「OK」がチェックイン済みの印
「パスポートを確認させてください。OK!次の列車ね!」
と、パスポートでチケットの本人確認をしてスタンプを押してくれました。
これであとは時間になったら列車に乗るだけです。
ここで発券(出発1時間前まで)してた
ポロイ駅にもペルーレイルのオフィスがあるので、ハイシーズン(乾季の方が混むらしいです)でなければ直接駅に来て買えるかもしれません。
でもそんな賭けみたいなことをしなくても、マチュピチュ観光の拠点となるクスコのアルマス広場などにあるオフィスやウェブで購入できるので、事前購入をおすすめします。
前の列車が出た
ポロイ駅の待合室はとてもきれいです。
ちょっと山小屋風。
おしゃれなストーブもあり寒い朝でも暖かいです。
売店もありました。
乗るときは中央の改札的な場所から。
チケットに書かれたABCDの車両のどれかによって入り口が2手に分かれていました。
売店にはドリンクの他、ケーキやエンパナーダ、サンドイッチも売っていました。
お値段はちょっと高め。
こんなインスタント食品も売っていました。
カップパスタですかね。
蓋についているソースをかけて食べるようです。
ビスタドームに乗ってみた
8:00過ぎ頃、列車への乗車が始まりました。
車両は客車が4両に先頭のけん引車両。
団体さんはCDの車両、個人での乗客はAB車両にかたまっていました。
たまたまかもしれませんがその辺はうまいことなっているようです。
ビスタドームの売りはこの窓の大きさ!
天井まで窓があって景色が存分に楽しめます。
ただその分ちょっと暑いかも。
と思ったらエアコンがガンガン効いてきました。
(ただしムラがある。)
シートは基本向かい合わせの4人席です。
2人席も一部ありました。
テーブルにはペルー伝統の織物(?)まで。
猫柄だにゃー
猫好きが高じてここまで猫運を引き寄せたようです。
しゅっぱーつ
それにしてもお天気でよかったです。
絶好の車窓旅日和。
牛をたくさん見かけた
景色は素敵なのですが、Wi-Fiもないのでちょっと手持無沙汰です。
そんなこともあろうかと、羊毛フェルトセットを席に持ってきていました。
着くまでの時間で1体作ろうと思います。
マンゴージュース
ベースができてきた頃にドリンクサービスがありました。
エクスペディションにはないサービス。
ペルーの国民的ジュース、チチャモラーダも。
紫トウモロコシで作ったジュースです。
不思議な味だけど美味しいです。ポリフェノールが多くて体に良いそう。
ドリンクの後は軽食としてデニッシュが。
ジャム入り。
美味しいのですが甘かったです。
甘いマンゴージュースと一緒はちょっとつらい。
コーヒーをもらいたいなと思っているうちに回収され始めたので慌てて食べ切りました。
リンゴももらえました。
実が柔らかい品種のリンゴ。
列車では時折、景色のポイントでアナウンスが入ります。
スペイン語と英語なので全部は聞き取れませんでしたが、その時は「へー」となんとなく思えました。
山間を走るため、鉄道は川に沿うように敷かれています。
景色を見ながら羊毛フェルトもちくちく。
たまに指に刺して「イタッ!」と呻いていました。
アナウンスやきれいな景色があると手を止めます。
ここはウルバンバの「聖なる谷」という場所で、その崖にホテルが作られているそう。
透明なカプセル状のものが4つ崖にくっついてます。分かりますか?
客室は3つで、1泊2食付き、崖を登っていかなければならないのでそのガイドも付いて300USDくらいだそう。
ベッドは4つ。トイレも付いています。朝食はカプセルの上にテーブルを置いて食べるそう。
絶景は楽しめそうですがい、怖くて絶対泊まれません。笑
「スカイロッジ・アドベンチャー・スイート」というホテルです。
興味がある方は調べてみてください。
その後も景色を堪能しながら列車でガタゴト。
途中、オリャンタイタンボ駅で一度停車。
ここから乗ってくる方もいるようです。
ちくちくしていた羊毛フェルトも大体完成しました。
アルパカっぽく見えるでしょうか。
乗務員のお姉さんに大うけで「ボニート(かわいい)~!!」と言ってもらえました。
うれしいです。
あれ?わんこ
この列車は沿線の街に住む方々の荷物の輸送ルートも兼ねているようで、途中数回止まることがありました。
この方々のわんこだった
すごく重そうな荷物をマンタ(風呂敷みたいに使っている布)で背負う女性。
大変!!
そうこうしているうちに
列車はマチュピチュに
到着です
アルパカさんも到着に間に合いました!
マチュピチュ駅ってどんな感じ?
マチュピチュ駅は小さな駅です。
列車を降りて荷物を持ってホームを出たらもうすぐそこは街。
なんというか、駅前から景色がすごいです。
さすがインカ帝国最大の遺跡のお膝元。
いいとこのホテルはお迎えが来ていたり、観光地だなー!という感じ。
ホテルによっては大きな荷物をそのまま部屋に運んでおいてくれ、手荷物と体はすぐにマチュピチュ遺跡へゴー!なんてこともできるようです。
ワイナピチュ山登山をするには、列車やチケットの都合上マチュピチュ村への1泊が必要になるのでそういったサービスは便利ですね。
駅を出るとすぐマーケットがあります。
碁盤の目のようにお土産屋さんが連なっています。
駅の入口にはマチュピチュ村の全貌をあらわす看板も。
カラフルな布が目を引きますが、ホテルへ向かいます。
スタッフさんが親切なホテル
初日は線路沿いの「SEVEN MAPI HOTEL」に宿泊。
チェックインは瞳が印象的なスタッフさんが対応してくださいました。
使えるカードはVISAのみです。
ダブルルームでしたが、ベッドが少し狭かったです。
線路沿いの部屋なので音が気になる人は辛いかも。
バスルームは清潔で、トイレの流れ方もよかったです。
シャワーも気持ちよく使えました。
固定シャワーなのはこれがスタンダードっぽいのでしょうがないですね。
ちなみに翌朝食べた朝ご飯はブッフェ式でした。
内容は、ハム、チーズ、パン、スクランブルエッグにカットウインナー、シリアル、フルーツ。
ヨーグルトは変な味がしました。^^;
チーズを春巻きの皮で包んで揚げたようなものが美味しかったです。
マチュピチュ遺跡に入るのは翌日だったので、この日はマチュピチュ村を散策しました。
温泉街みたいで楽しかったです!