1日目~2日目はこちら↓
3日目。
4時前に起きてゴソゴソ準備。
4時半くらいには外が明るくなってきていました。
前日から膝にちょっときてるので夜明けを待ちながら膝にテーピング。
昨日の朝から左だけしていたけど、右にもテーピングしました。
テーピングって意外とばかにできません。
今回、膝を傷めることはあまりなく、下山後はただただ筋肉痛だけ残りました。
前週の石尾根縦走では膝の痛みと違和感が1週間続いたのに。
すごいぞテーピング。
そうこうしているうちに神々しい感じになってきました。
ただ、待てども待てども雲と太陽が接戦で上がってくる。
天気予報は午後から下り坂だったので、先を急ぐため5時に穂高岳山荘を後にしました。
ああ…太陽がお目見えしたっぽいけど、岩場の西側の陰に入っちゃってるから太陽が見えない。
よっこいしょ。
見えた。
満足です。
長いハシゴと鎖場を登って奥穂高岳を目指します。
一度通った道だけど、荷物があるとしんどさが違うなあ。
どんどん明るくなっていく。
奥穂高の山影とジャンダルム。
あのでこぼこの稜線をたどると西穂高岳に着きます。
今年の8/14に、そのルートの「ロバの耳」という箇所で滑落事故があり、亡くなられた方がいるようです。
明日はわが身。
山は美しくもあり厳しくもあり。
気をつけよう。
穂高岳山荘から奥穂までの道のりは、最初を超えてしまえば後はさほど危険箇所はありません。
見えた見えた。
山頂の祠。
40分くらいで着きました。
さすが健脚パーティです。
また来たよ。
空いてるうちに記念撮影を済ませました。
丸いのは方位台(?名前がわからない)です。
山頂側から撮ってもらいました。
そういえば三角点どこにあったんだろう。
山頂付近で朝ごはん。
出発が早かったのでお弁当にしてもらいました。
ほう葉寿司弁当。
おかずはニシンの佃煮ととりシソ天です。
お味噌汁は自前のインスタントに、初日のそうめんの薬味で使ったネギの残りをトッピング。
ねぎだくで。
寿司ごはんがミッシリしていて食べきれず、半分は後でお腹が空いたときのために取っておきました。
素敵な景色に後ろ髪を引かれつつ、前穂に向かいます。
振り返って撮る。
よくぞこんな尾根を越えてきたもんだ。
前穂に向かう途中のコル。
ずーっと涸沢小屋とヒュッテ見ながら歩いてるな。
標識があるとほっとします。
前穂の後、ずーっと奥に見える上高地まで下るのです。
緑が萌える。
登る時に手分けした焼酎1Lやら食料やらを消費したので、少し荷物が軽くなってます。
でもやっぱそれなりに重い。
紀美子平。
ここにザックをデポし、アタックザックで前穂の山頂へ。
前穂はけっこう険しかったです。
25分くらいで登頂。
雲が湧いてきてしまいました。
おかげで諦めて下山へのためらいが薄れました。
紀美子平からは重太郎新道を通って下山します。
「新道」って何となくいいイメージですが、どSな登山道でした。
下るのも登るのも大変。
こんな傾斜をひたすらジグザグジグザグ。
膝にくる。
残ってたお弁当も途中の休憩で完食しました。
だいぶ下りてきました。
さすがに暑い。
重太郎新道名物の長ハシゴ。
確かに長かったです。
これで最後のハシゴでした。
途中、鎖場もけっこう通って気が抜けなかったです。
岳沢着。
トイレがめっちゃきれいでした。
上高地まであと4km!
ここから先もしばらく意外と急でした。
下るのはもうお腹いっぱいです。
岳沢名物の風穴。
「天然クーラー」と呼ばれています。
生き返る。
上高地からハイキングで来るのも良さそうですね。
途中、クマが出たという情報を登山者よりいただきました。
先に賑やかな韓国チームが通ったから大丈夫だろう。
この後ついに雨に降られました。
暑かったので涼しくなってよかった。
(ちょっと強がり)
上高地着。
お疲れ様でした。
タクシー乗り場でタクシーに乗ったら、なんと帰りも行きと同じ運転手さんでした。
あちらは覚えてらっしゃらなかったようで、それを伝えたらえらく恐縮されてしまいました。
駐車場に着いたら雨は止んでいました。
近くの温泉でいろいろなものをきれいさっぱり洗い流し、ものすごくスッキリしました。
生まれ変わったようだ。
そこで遅いお昼ごはん。
もう15時近かったです。
かき揚げそばと悩んで山菜そばをいただきました。
落ち着いた。
こうして初の穂高縦走は幕を閉じました。
素敵な景色をありがとう!
その後1週間筋肉痛が取れなかったです。
また高い山に行きたいなあ。