改札を出て違和感に気付く。
…かばんがない！？
そんな手ぶらで出勤したお話。
荷棚の上はリスキー
通勤にリュックになるタイプのビジネスバッグのようなかばんを使っています。
電車ではいつも足元に挟むか、PCを入れておらず軽かったり床が汚そうな時は前に抱えて乗っています。
今日はなんとなく「混んでるし棚空いてるし載せるかー」とたまたま荷棚の上に置きました。
そしていつもの駅で乗り換え、会社最寄りの駅で改札を出ました。
やけに背中が軽い。
サーーーー（血の気が引く音）
しまった置いてきたーー！！！
荷棚の上の置き忘れ…ついに自分もやってしまいました。
電車にカバンを置き忘れたときは
当時の心境
とにもかくにも駅の遺失物窓口に向かいました。同時にかばんの中の大事なものを思い浮かべる。
お財布と携帯（個人・会社とも）は別に持っていたので、カード類は大丈夫。
PCも持ち帰ってないし…
あ。
社員証と入館セキュリティカード入っとるやーん＼(^o^)／
あーインシデント報告しなきゃ…
（たいていの会社はそうだと思いますが弊社にもあります）
窓口でかばんを置き忘れたことを伝える。
（以下「駅員さん=駅」「ふくねこ=ふ」）
駅「どんなかばんですか？」
ふ「リュックになるビジネスバッグみたいな黒いかばんで、花のキーホルダーが付いてます」
駅「中にどんなものが入ってますか？」
ふ「水筒と、社員証と名札が入ってます」
駅「お名前は？」
ふ「〇〇 〇〇です。でも名札と社員証は旧姓の◻︎◻︎になってます」
駅「どの電車か分かりますか？」
ふ「9:30頃に浜松町駅に着いた京浜東北線で…」
駅「何両目か分かりますか？」
ふ「たぶん真ん中らへんかと…」
駅「2両くらいに特定できないと探せないんですよ、せいぜい20秒くらいしか停車しないので」
そうですよねーそうですよねー、「車内捜索のため少々停車します」のアナウンス、逆の立場だったら急いでる時イラっとしちゃいますもんねー。
ふ「えーっと、5両目か6両目かと…」
駅「進行方向どちら側ですか？」
シーンを思い出す。
……！！！
違う、神田駅で乗り換えたときにもう持ってなかった！置き忘れたの中央線だ！！
ふ「すいません、中央線です。神田で乗り換えました」
駅「何時にどこ発の列車ですか？」
ふ「8:48に@@（最寄り）駅発の東京行きの快速です」
駅「何両目か分かりますか？」
ふ「確かいつもより前寄りだったので…たぶん5、6両目です。車輌の先頭の進行方向左手の棚の上です」
駅「3人がけで優先席じゃない方ですね？」
ふ「そうです、じゃない方です」
駅「分かりました。この車輌、東京駅で引き返して武蔵小金井で車庫に入るので、そのときにあれば回収されると思います。（データ見ながら）今のところ東京駅ではそういった情報が入ってないので、また見つかりましたらご連絡しますね」
ふ「ハイ、アリガトウゴザイマス…」
駅「私どもから連絡が遅いようでしたらこちらに問い合わせてください」
と、『お忘れ物』のコールセンターの電話メモをいただく。
ふ「スミマセン、アリガトウゴザイマス…」
ふ「あ、あと通帳と年金手帳も入ってました…！」
駅「通帳と年金手帳ですね。分かりました」
ふ「よろしくお願いします。シツレイシマス…」
そんなこんなでJRに届出をし、インシデント報告のために会社へ。
いっそ休んで探してなかったことに…という思いも過ぎりましたが、見つからなかった場合にとんでもないことになるのでおとなしく出社しました。
お財布と携帯を入れた小さい手提げのみで出勤。
めっちゃ違和感（笑）。
通帳の紛失届を出す
入れにゃい
弊社の社員証は入室カードも兼ねています。
当然オフィスに入れないので、誰かが入る時に便乗して潜り込みました。
上長に報告し、とりあえずは通帳の紛失手続きを。
ちなみに以下の通帳が入ってました。
・ゆうちょ
・地方銀行
・都市銀行
ゆうちょは通帳でのATM引き出しができるので、まずはゆうちょの通帳での引き出しができないよう停止の手続きをしました。
そのあと銀行へ電話。
電話で知ったんですが、ゆうちょ以外の銀行通帳ってATMでの引き出しできないんですね。
ひと安心（もちろん印鑑は一緒に持ってない）。
にしてもナビダイヤル高いよ〇〇銀さん。
勤め人としての対応
報告せよ
お金がどうにかなってしまう事態がひとまず避けられたので、社内の処理を。
社員カード類の紛失を社内のコールセンターに連絡…する前に、念のためJRのお忘れ物お問い合わせセンターに電話してみました。
＿|￣|○
諦めてコールセンターへ報告。
やり取りをしている途中に03-からの電話が！！
これはもしや！！
コールセンターにもしかしたら見つかったかもしれない旨を伝え、折り返し電話として03-からの電話に出ると、
駅「武蔵小金井駅で回収されて保管してます」
よっっかったーーー！！！
ふ「ほんとですか！！ありがとうございます！！」
駅「身分を証明するものを持って受け取りに行ってください。保管が明日の夜までですのでそれまでにお願いしますね」
ふ「ありがとうございます！今日取りに伺います！」
無事にかばんは見つかり、中身も問題なさそうでした。
コールセンターには見つかった旨連絡し、インシデント報告は紛失未遂としての報告となりました。
カバンと7時間ぶりのご対面
満ち溢れる希望の光
ラッキーなことに時間に縛られる仕事はなかったため、ここぞとばかりにフレックス制度を使い武蔵小金井駅へ。
しかも武蔵小金井駅って家から割と近い。
置きっぱにしたのが京浜東北線じゃなくてよかった。←
『お忘れ物センター』へ行き、車内に置き忘れかばんを引き取りに来た旨を告げる。
厳重に管理されているのか、はたまた同じようなうっかりさんが多くてかばんがたくさんあるのか、名前の他にかばんの特徴や中身をこと細かに尋ねられました。
いやむしろこの確認の慎重さに面倒というより安心すら感じます。
他人がやすやすと成りすまして持っていってしまう心配がない。
そしてついに奥から出て来ましたmyかばん！！
駅「中身を確認してください」
ごそごそ…通帳…ある！社員証…ある！
何一つなくならず、家を出るときに見たまんま入ってました。
ありがとう日本、素晴らしいよ日本。
ふ「大丈夫です！（満面の笑顔←久々）」
駅「こちらに記入をお願いします」
受け取りの証書のようなものを記入し、身分証明書として免許証を提示して終了。
ふ「ありがとうございました！」
駅「はいどうもー」
こうして7時間半前に置き去りにしたかばんは無事に中身と共に戻って来ました。
ありがとうJRさん。この管理体制素晴らしいです。
冬の車内暑すぎるとか文句言っててごめんなさい。
今後への教訓
「お間抜けねーまったく」
今回、紛失から発見の連絡をいただくまで約2時間でした。
これってけっこう早いんじゃないでしょうか。
個人的には、
・乗った車輌の特定ができていた（出発駅、発車時刻）
・かばんの特徴を明確に伝えられた
というのも良かったのではないかと。
あと今後荷棚に置くのは控えようと思います。
車内に傘の置き忘れもしたことなかったのに…。
ああでもほんとに見つかってよかったーーー！！！
JRさんはじめ全力で世の中にありがとうございます！！！
以後気を付けます。
