前記事の裏話的な絵日記。
イタリア、ミラノからベローナに着いたふくねこたち。
いつも移動後は「あー疲れたー」と言っている主人ですが、今回は何やら勢いがあります。
なぜならベローナは主人が8年前にヨーロッパ周遊旅をした際に訪問を断念した場所だったのです。
8年越しの想い。
それはテンションも上がることでしょう。
しかしそこで悲劇は起こったのです。
観光地のコスプレには何かがある
アレーナ(Arena)の横には騎士風のコスプレをしている人たちが何人か居ました。
ふくねこは思いました。
ああ、これは一緒に写真を撮ってチップをもらうやつだな。
実際、勧誘され写真を撮っていた欧米系のご婦人が「あら。」という表情でチップを渡している場面を目撃していました。
それを知ってか知らずか、主人は他の騎士風コスプレイヤーの写真を控えめに撮っている。
ふくねこは少し離れてそれを待っていました。
すると突然、「ハイ、セニョーラ」と握手のように騎士コス(長いので略します)に手を取られたのです。
おおう。
それに気づいた主人。
こちらにカメラを向ける。
無料のサービスだと思っていたそうです。
しかしふくねこの脳裏には『これはチップが後からかかるぞ、いいのか・・・!?』という疑念が。
この時点で「ダメダメ」と教えればよかったのですが、流れに乗ってしまいました。
9月28日、ベローナで撮影チップに6ユーロ失う
撮影して騎士コスに解放された後、やはり「チップを」という展開に。
キタ!笑
「You pay(笑顔)」と偽物の剣を主人に向ける騎士コス。
最初主人が1ユーロ渡してで少ないと言われ、5と言われたので5を渡した主人。
合計6ユーロ持って行かれました。
当時現金が少なかったふくねこたちに貴重な現ナマ!!!
この後の主人のへこみっぷりは半端ないものでした。
漫画のように肩を落としていました。
6ユーロあればフォッカッチャが2個食べられてデザートにジェラートも食べられる…。
6ユーロ…。
これがふくねこたちの世界一周史上に残る9月28日の「ベローナの悲劇」です。
ちっちゃい話で恐縮ですが、ふくねこたちにとって6ユーロの価値は大きかったのです。
(今でも6ユーロは大きいお金だと思う。)
そのいわくつきの1枚はこちら。
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カメラからは消去したそう
皆さんも観光地のコスプレイヤーにはご注意ください。
望んで撮影したい場合は気持ちよくチップを払うとお互い円満です。
※もう1枚あったのですが、この騎士風の人が抱きついてきた構図をしており、残しておきたくないらしく記録から抹消されました。笑