シンガポールのマリーナベイサンズに宿泊しました。
前置きが少々長いので、ホテルだけ気になる方は目次から飛んでくださいませ。
レーザーショーを見るのは反対側のホテルがおすすめ
こいつの匂いが取れません。おみやげのチョコから漂うドリアン臭。
MRTはドリアン持ち込み禁止なので、チョコとは言え電車に乗る時はドキドキしました。
夕暮れ散歩をしている間、良い感じに日が暮れていきます。
日本でもどこでも、夕暮れ時って好きです。このちょっと切ない空気が好き。
ベイエリアは高層ビルが立ち並び、新宿を凝縮したようなビル群。
なお、こちらはiPhone4s(第1世代)で撮ってます。夜のマーライオンもいいですね。
ここに来たのは理由があります。
マリーナベイでは夜な夜なレーザー光線によるショーをしていて、それを見に来たのです。
マリーナベイサンズからここに来るまで徒歩20分位だと思いますが、マリーナベイサンズをバックにショーを見るならこちら側もおすすめ。
PM8:00、スタートです。
光の筋がシュパーシュパーと夜空を舞います。
ホテル下のショッピングモールの屋根も光ってます。
見てる人もいっぱい。
地元の方とってはディズニーの花火のように見慣れたものなのでしょうね。
蚊に刺されるかも、と思ったけど平気でした。案外いないのかな?(→シンガポールではボウフラが湧かないよう水場に薬品を散布しているそうです。)
マリーナベイサンズに宿泊!
いよいよ今回の旅の最大の目的、マリーナベイサンズです。
あのよくわからない構造をしたホテルに泊まるためにシンガポールへ来たのです。
前日泊まっていたVホテルラベンダーをチェックアウトし、マリーナベイサンズへ。
どちらのホテルもほぼ駅直結なので移動が楽でした。
ホテルに着き、荷物をデポできるかフロントで尋ねる。
どうやら荷物は預けられないけど今チェックインして荷物を部屋に置いていいとのこと。
え、でもこれってearly check in扱いにならない?なったとしても数千円くらいだよね…大丈夫だよね…
と不安を抱えながらゲストカードを記入。
キーのデポジット(保証金)としてお一人様100S$必要とのこと。もしくはクレジットカードでもOKだそうです。
クレカだとチェックアウトを自動でできるので楽なようですが、よく分からないし不安だったのでニコニコ現金デポジットにしました。
部屋はTower 3の13階。ツアー用の低層階かと思いきや、そこそこな階でうれしかったです。
…50階くらいまであるんですけどね。
セキュリティ上、エレベーターで止まりたい階を押すときに、ルームキーのカードをかざす必要があります。
マリーナベイサンズ13階の部屋
こちらが我々に与えられたお部屋です。ベッドがでかい。
部屋の広さは、香港で止まったラマダホテルが信じられない空間(8畳くらいの部屋と6畳くらいの部屋があってそれぞれトイレがついてた)でしたが、こちらも広くてきれいです。
シャワーと洗面台とトイレが同じ空間で仕切りがなく、鍵もないのがちょっと日本人的には戸惑いました。
シャワーは固定式なので自分が洗い流したい箇所をうまく差し出す方式です。
グラス以外にもワイングラスとシャンパングラスが用意されています。
さすがベイサン。
冷蔵庫の中に飲み物アイテムが入っていますが、取ると課金されるシステムなので気を付けましょう。
ドラクエのごとく部屋の引き出しやドアをひととおり開けた後、荷物を置いて近くの植物園に向かいました。
ガーデンズバイザベイまで徒歩圏内
きたー!
マリーナベイサンズの裏手にある、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。ベイサンズから歩いてこれます。
文字のとおり、海辺の庭園。庭園内だけなら無料で入れます。
スカイ・ウォークで空中散歩
スカイウォーク(当時8S$くらい)に登るとこの吊り橋みたいなところを歩けます。
高いところが苦手なので怖かったです。揺れるし。
そして遮るものがないので暑いです!
距離はそんなに長くなく、滞在時間は15分までと決められていますが十分です。
エレベーターで上り下りできるのですが、混んでて蒸し暑かったです。下りは階段を使いました。
ただ、螺旋階段をぐるぐる回って下りるのでどっちみち暑かったです。
下りたら広場で炎天下のもと子供たちが元気に遊んでました。強いぞ。
熱帯植物園「クラウド・フォレスト」へ
我々は暑さにまいってきたのでクラウドフォレストへ。
植物園とスカイウォークとセットになった券(大人26S$くらい)もありますが、Cloud Forestのみでも窓口で言えば購入できます(16S$くらいでした)。
入ってすぐに滝ドーン。涼しい…(笑)
みんな同じ気持ちのようで、いろいろな国の言葉でわー涼しい的な歓喜の声を上げていました。
館内の見所は、この滝の他、様々な熱帯植物があります。
幽遊白書の魔界に出てきそうな植物。
フラダンサーが頭に付けていそうなお花。
撮ってる時は気付かなかったけど色違いかも。
所要時間は30分〜1時間くらいでしょうか。
地球温暖化に関するミニシアターや展示もあり、これから地球が死んでいくことについて考えさせられました。
海面上昇による土地の浸水、感染症の拡大、生態系の破綻。
小学生の頃より確実に暑くなっていると感じます。
外に出るとむあーっとした空気。
これはこれで好きだけどやっぱり暑い。快適さと環境保護のバランスをうまく取らなきゃいけないですね。
このきれいな青空が続いて欲しい。
違う国に来ると普通に歩いててこういう見たことがない植物が見られるので楽しいです。
地元の方々は見慣れてるんだろうな。
景色がすっかり南国です。
ホテルに直結するフードコートがリーズナブル
せっかく早くチェックインできたので、ホテルに戻ってゆっくりする作戦に。
お昼ごはんもまだなので、とりあえず何か食べてプールに行くことにしました。
ホテルとショッピングモールが繋がっていて、フードコートもあります。マリーナベイサンズという高級ホテルがある場所にしては比較的安くごはんが食べられます。ミニスーパーも入ってるし便利でした。
建物の中で船遊びもできちゃいます。なんてとこだ。
ひとまずフードコートでご飯を満喫。
シンガポールはお米(長い種類だけど)も麺も食べられるからありがたいです。
チキンライスにしたのですが、受け取ったのがローストタイプでした。
うしろの方は「steamed chicken rice」と言っていたので、蒸し鶏タイプも選べたようでした。スチームの方が好みだなあ。
奥に見えるチリソースが美味しいです。
食後の運動はインフィニティプールで
そしてマリーナベイサンズと言えばあのプールです。
ここのホテルのプールは「インフィニティ・プール」という名前がついていて、宿泊者のみ入れるプールなのです。
混んでるかと思いきやそうでもありませんでした。
置いてあるバスタオルは自由に使えます。
荷物は椅子に置いておくしかないので、携帯とか置きっぱでプールに入るのがちょっとドキドキしました。
ここのプールのすごいところはその場所です。
ホテルの屋上にあるので、バブリーな景色が目の前に広がってました。
水引き上げるの大変だろうな…と無粋なことをつい考えてしまいます。
プールの深さは1.2mあり、けっこうちゃんと深いです。子供が入れるエリアが区切られていて、そこはもうちょっと浅いようでした。
Kidsが大人用のプールに入るとピピーッと監視員からの指摘が入ります。
ちゃんと見てます。
ご覧のとおりリゾートです。
小学生の時からクロール(自由形)、バタフライの選手としてザバザバ泳ぎまくって、たまに市民んプールで2kmくらい遠泳していた私にとって、プールは「泳ぐ場所」でした。
こんなにゆっくり「浸かる」過ごし方は初めてでした。
こういうのもええもんんじゃなあ。
日焼けも気になるのでお昼のプールは一旦引き上げて、部屋でネットしたりごろごろして過ごしていました。素敵な時間。
夕飯もフードコートで食べられてリーズナブル
そしてお腹が空いたらフードコートへ。
いつものごとくめちゃくちゃ悩み、 カレーの気分だったのでカレーにしました。
このカレーがまた米(タイ米)が多くてとナンがでかくてめちゃくちゃお腹いっぱいになりました。
カレーは正直言うとちょっと微妙でした。
やっぱりラクサだな。ラクサまた食べたい。
あとフードコートで売ってた胡麻団子がめちゃ美味しくて、2日連続で買いました。あんな美味しいものが日本のコンビニで売ってないのが不思議です。
夜のインフィニティプール
お腹がいっぱいになったら今度は夜のプールへ行きました。
夕日を見たかったのですが、雲が邪魔して夕焼け見られませんでした。
それでもこの夕暮れ時の景色は胸にうったえるものがあります。
一眼カメラは水に落とすのが怖くて携帯をプールに持ち込んで撮りました。
きらびやかだ。
平日だとオフィスビルの光がもっとついていて、圧倒的な光景だそう。平日に泊まりに来られる方はぜひ。
写真をたくさん撮りたくなります。
やっぱりカメラのほうがきれいに撮れます(なんせiPhone4S 初号機)。
今回の旅のお気に入り写真。
宇宙基地みたいなのは上から見たガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。
こんな摩訶不思議なものを見たら行きたくなってしまうではないですか。
というか行くしかない。
夜のガーデンズ・バイ・ザ・ベイは行くべき!
疲れていたけれど、最後の力をふりしぼり一人で行ってきました。シンガポールは治安が良く、夜のガーデンズバイザベイに女性一人で行くのに何ら問題はありません(一般的な最低限の注意は必要ですが)。
着いたらちょうどビカビカ光るショーが始まりました。
土日だけとかじゃなく毎晩やってるらしいです(すご!)。
地面に寝っ転がったりみんな思い思いに見ていました。
ビカビカが終わってもきれい。
上ばっか見上げてたので首が痛くなりました(笑)
帰ってからせっかくなのでミニスーパーで買ったお酒を少し飲みました。
シンガポールなのでシンガポールスリング。
旅先マジックもプラスして美味しかったです。
あんまり強いお酒は飲めないのですが、これは飲めました。
先日いただいたお菓子を食べながら。
ビスケットに砂糖菓子がのっかった素朴なものですが美味しかったです。カラフル。
さすがに眠くて床につきました。
あのシャワーはやはり使いづらかったことをひとつ最後に申し上げておきます。
名残惜しい帰国
マリーナベイサンズに宿泊した翌朝、11時の便で日本に戻ります。
我々のレベルからしたら贅沢に過ごしたマリーナベイサンズに別れを告げ、いざチャンギ空港へ。
チャンギ空港は世界の空港ランキングで3年連続1位を獲得している素晴らしい空港です(2015年時点。CNNより)。
2015年の空港ランキング↓
なお2015年は羽田が5位、私の好きなロンドンのヒースロー空港は8位でした。
- チャンギ空港(シンガポール)
- 仁川(インチョン)国際空港(韓国)
- ミュンヘン空港(ドイツ)
- 香港国際空港
- 東京国際空港(羽田)
- チューリヒ空港(スイス)
- 中部国際空港
- ロンドン・ヒースロー空港(英国)
- アムステルダム・スキポール空港(オランダ)
- 北京首都国際空港(中国)
ホテルからそのままMRTに乗って空港まで。
朝から空港に着くまでスコールがあって、電車の窓から激しい雨を眺めていました。
幸い、ホテルも空港も駅直結なのでまったく煩わされずに移動できました。
結局旅程中、雨にあったのは初日にスタバに逃げたときと、この最終日のみ。
空港に着いたらEZ-Linkを払い戻し(Refund)しました。(また行くことになるので持っておいても良かったのですが。)
落ち着いたところでチェックインやら荷物預けやらを済ませ、ようやく身軽に。
発までまだ時間があるので、先日聞いたハローキティカフェがあるよという情報を元に行ってみました。
ハローキティカフェは思ったよりきらびやかでした。
さすがにこの時間(9時くらい)からはお客さんがいません。
当然そこにはキティちゃんが居ました。
なんでキティちゃんて顔だけ前向いて体は横向きなんですかね。しかもこのキティちゃんはリボンが過剰でした。
椅子もキティちゃん。
テーブル小さい。
キティちゃんにはそんなに思い入れがないので外から眺めるのみで入りませんでした。好きな人にはたまらないんだろうな。
そして安定のスタバへ。
ブレックファーストセット。
チーズときのことひき肉のブリトーを選択。
チーズがアツアツで微妙に火傷しましたがすごく美味しかったです!セットで6S$くらいだからけっこうお得な気がします。
あとは飛行機に乗るだけ。
帰りの機内ではコナンの映画(レインボーブリッジ?とか破壊しまくるやつ)を観ました。
相変わらずぶっ飛んでます(その数年後マリーナベイサンズを走るコナン)。
19:30頃に日本着。ほっとしたような残念なような。帰ってきちゃったなーという気持ちです。
シンガポール大好きです。
これを書き足しているのは2020年7月。コロナで海外旅行ができない時期です。3年前に出発した世界一周、あの時に行っておいて本当に良かったと思います。生きてるうちに、生きたい時に行きたいところへ。本当にそう思います。