北海道・東北

函館山を夕方から登山する場合の注意点|午後着からの函館観光

ロープウェーやバスを使わず函館山に登りたい!

…でも夜景に合わせると夕方から登ることになるけど大丈夫かな?

大丈夫です、登れます!

サクッとまとめ
  • スニーカーでも大丈夫
  • 日没の1時間前には登り始めよう
  • 下りはバスかロープウェー推奨

東京を午後発の便で函館空港へ

久々の空港ラウンジ

2022年5月、有効期限を迎えそうなJALのマイルを使って函館に行ってきました。

日程は1泊2日。

往路:羽田 13:00発→函館 14:30頃着
復路:函館 15:05発→羽田 16:30頃着

滞在時間は約24時間で、函館山からの夜景を見るチャンスは着いた日の夜のみ。

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もちろん午後に着いても夜景までには余裕で間に合います。

ただ、私は函館山に足で登りたかったこと、函館山から足を延ばして周辺のハイキングコースの散策もしたかったことがあり、飛行機の中でどう回るかを計画していました。

函館空港到着後から函館山までの計画

幸い、この時期の日没時刻は19時頃。そこで立てた計画が以下の内容です。

14:30 函館空港着
15:20 函館駅到着(空港シャトルバス利用)
15:30 ホテルチェックイン(JR INN函館)
15:40 ホテル出発、登山口へ(市電かバス)
16:00 旧登山道から登山開始
16:40 函館山展望台
17:00 千畳敷戦闘指令所跡へ出発
17:30 千畳敷戦闘指令所跡
17:45 つつじ山コースから函館山へ
18:30 函館山展望台

ざっくり、日没30分前まではそこそこ明るいだろうということと、つつじ山コースは西側なので、日が傾いてもそれなりに明るそうということでルートを設定しました。

幸い、飛行機は定刻通りに到着。

街にモヤが出ていたのが気になりましたが、着陸には影響がなくよかったです。

シャトルバスもすぐ分かりました。

14:50発のバスに乗ることができ、15:10には函館駅に到着しました。

なお、運賃は後払いで450円でした(2022年5月時点)。

ホテルは函館駅すぐの「JR INN函館」に予約していたので、チェックイン後荷物を整理してすぐに出発。

順調にコマを進めることができました。

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函館山の旧登山道入口へ

函館山の登山口は、市電であれば「十字街」が最寄りです。函館駅前から約5分程度。

ちなみに函館駅から十字街までは歩いても15分くらいです。ただしさらに坂を上っていく必要がありますのでお心づもりを。

登山をする場合は函館山散策コースの地図を持っておくと安心です。

函館山散策コース案内図(函館市HPよりダウンロードください)

まずはロープウェー乗り場を目がけて坂を上って行くといいと思います。

旧登山道の入口は少し分かりづらいので、Googleマップなどで調べるか、「函館山ふれあいセンター」を検索すると旧登山道入り口にたどり着けます。

この時点でまだ16:00になっていませんでした。

3時間前には東京にいたと思うと不思議です。

登山道は整備されているのでスニーカーでも問題ないです。

時々埋まっている岩につまづかないようにご注意ください。

1合目~7合目まで標識あり

登山道には現在何合目にいるかを示す標識が立てられています。

また、観音様もいらっしゃり、観音様には番号がついています。全部制覇するのもいいですね。

観光道路を渡る箇所が2回ありました。

5合目まであと1020m。

あと何メートルとか書いてくれるの、私は好きですがどうですかね?

2合目は標高134m。1合目から34m登りました。

3合目、標高161m。2合目からプラス標高27m。

函館山の標高は334mで、1合目が100m。1合目から山頂までの224mを9等分すると約25mですが、「ここは何合目」ってどうやって決めるのか気になります。

函館山はかつて溶岩が盛り上がってできた火山だそうです。

野鳥観察小屋は老朽化により閉鎖中でした。

4合目は標高200m。3合目から一気に39m登りました。

5合目は218m。山頂はここを右へ。

6合目。標高250m。

山頂が近付いてきました。

7合目の標高279mでこの合目を示す標識は終わりです。

7合目~山頂の展望台までは車に注意

あとは道なりに進めば山頂です。

この先は左手が駐車場になっています。

駐車場の片隅から展望台への階段を登ります。

駐車場は「つつじ山駐車場」でした。

階段を登ると、観光道路を渡ります。

日没近くになるとバスやタクシーの交通量が増えるのでご注意ください。

あとは階段をひたすら登れば展望台です。

函館山山頂展望台に到着

旧登山道入口から30分かからないくらいで到着しました。

休憩なしでそこそこいいペース登ってこのタイムなので、休憩を挟んで40分~1時間をみておけばよいと思います。

こちらは一番上の展望台に行く手前にある展望スペースからの景色。

修学旅行など団体さんはここで集合写真を撮るようで、ひな壇のセットがありました。

左に写り込んでいるのはロープウェーです。

さらに登って海側の展望スペースへ。

ここはフォトスポットとして人気でした。

さらに建物の上にある展望スペースからの景色がこちら。

これこそ「ザ・函館」ですね。

到着が早すぎると夜景まで待ちぼうけになる

今回、函館山山頂に着いたのは16:30頃でした。

この日の日没時刻は18:57。まだまだ夜景まで時間があります。しかも日没から完全に暗くなるまではさらに30分くらいかかるので、あまり早く着きすぎるのも暇を持て余してしまいます。

私の場合は、山頂到着後にいったん5合目まで下り、千畳敷戦闘指令所まで行ってきました。

そこから戻ってきてようやく日の入りになったくらいです。

そのため、夜景目的で函館山に登るなら、日没の1時間前に登り始めるくらいでもいいと思います。

若干足元が薄暗いかもしれませんが、晴れていれば問題ない程度でしょう。

じわじわと沈んでいく太陽。

このくらいの時間になると展望台に人が増えてきます。

日没間近で暗くなってきていますが、まだまだ明かりは点きません。

待っていたのでうれしいけれど、ちょっと寂しい日没。

徐々に明かりがついてきました。

と、ここで暗くなるまで待とうと思ったのですが、なんとこの日は修学旅行とぶち当たり、3校くらいの生徒・児童がわいわいと展望台にあふれていました。

あまりにも混雑して写真どころではなくなり、早々に下山することに(函館山の夜景は以前に一度見ているので今回は登ったことで満足しましたw)。

下りの登山道は真っ暗!!ロープウェーかバス推奨

そして下りですが、登山道は真っ暗になります

ライトを持っていないと何も見えません。危険です。

私は万が一としてヘッドライトを持参していたので問題なく下山しましたが、1人で観音様を横目に真っ暗な登山道を歩くのはそれなりに恐怖でした。

入口の自販機の明かりが見えたときは本当にほっとしました。

途中の観光道路を渡るときも怖かったです。

帰りはロープウェーかバスを利用することを強くおすすめします。