北海道・東北

旧函館区公会堂(2021年4月リニューアルオープン)でドレスを着たかった

1泊2日で函館に行きました。

その短い旅の中で行きたかった「旧函館区公会堂」。明治43年に建設された明治ロマンあふれる洋風建築に大満足でした。

旧函館区公会堂が2021年4月に再オープン

旧函館区公会堂は基坂の頂き、函館山の麓に位置します。

明治43年(1910)に建設され、函館を代表とする洋風建築として、昭和49年(1974)に国の重要文化財に指定されました。

青灰色(という色が使われています)と黄色のコントラストが美しく、華やかかつ優雅な外観。

こういった建築物が大好きなので、外から見ているだけでも惚れ惚れします。

これまで2回の大規模改修工事が行われており、1回目は昭和57年(1982)11月に完了、2回目は令和3年(2021)3月に完了、翌4月にリニューアルオープンしました。

入館料は一般個人300円、学生・生徒・児童は150円です。

今回イギリス領事館との2館共通券で500円の券を購入しました。
(他にも3館券720円、4館券840円あり。学生以下はその半額)

大食堂にはカフェコーナーもある

館内では靴を下足入れに預けてスリッパを履きます。

最初に遊戯室、大食堂があり、こちらの大食堂では実際に十字屋さんの喫茶も楽しめるようになっています。

営業は10:30~15:30で、朝早めに来たのでまだ開いていませんでした。

重要文化財の中でコーヒーをいただけるなんて素敵。

こちらは遊戯室にあったビリヤードのキュー。

実際に使われていたものかは分かりませんが、本物のキューでした。

5月末だったので、廊下から見える緑と窓の黄色とのコントラストが華やかでした。

こちらは1階の寝室。ベッドのフレーム細いですね。

階段を登って2階へ。

階段を上がってすぐお手洗いと体を洗うところ(?)がありました。

ちなみに名前は「御後架、御湯殿」。

テーブルと椅子がありますが、お召替室。

こちらも寝室です。こんな感じのお部屋に住みたい。

この豪華なお部屋は「御座所」。

調度品は当時のものが保存され、そのまま置かれているそうです。

2階にも食堂。食べることは大事ですもんね。

そしてメインホールとなる大広間。

かつてはここで踊ったりしていたのでしょうか。

グランドピアノは現代の物だと思いますが、こうしてステージがあったのですね。

大広間からバルコニーに出ると、函館湾が見えます。

高台にあるので素晴らしい眺望。今とはまた違う景色だったと思いますが、きっと明治時代からここで同じように景色を眺めて「きれいですね」なんて言っていたのでしょうね。

貸衣装のドレスを着てみたかった

ちなみに館内では貸衣装として洋装、和装をレンタルできます。

すごく借りたかったのですが(むしろそのために来たのが50%くらい)、一人旅ということもあり、写真を撮ってもらうのをお願いするもの何だか恥ずかしい…という何をいまさらなヘタレっぷりを存分に発揮し、断念いたした次第です。

次こそ。

函館が好きだ

基坂公園から見る旧函館区公会堂もとても素敵でした。

秋や冬にはまた違った美しさがあるのでしょうね。

ちなみに水色の建物は旧北海道庁函館支庁庁舎でした。

こちらも色といい建築といい、装飾が素敵です。

ヨーロッパかぶれの私にとって、いたるところで明治時代の建築の面影を見ることができる函館はお気に入りの場所です。

日本で移住するなら函館がいいなあと思っています。

次に訪れたときは貸衣装を着ます!(2回目の宣言)