2019年の夏、愛猫むぎが尿結石になってしまいました。
そのむぎを病院に連れて行った時、実家の愛猫を病院に連れて行った母の姿に自分が重なり、なんとも不思議な感覚を覚えました。
「子どもは親の後ろ姿を見て育つ」
まさにその通りだと実感したエピソードです。
かつて、動物病院に連れて行く主体は母だった
私がまだ実家にいる頃、家には猫と犬がいました。
猫はミー。18歳で虹の橋を渡りました。
犬のコロ、そして2代目のコロンも今では虹の向こう側です。
彼らを車に乗せて動物病院に連れて行くのは母の役目。
私もよくそれに同行していました。
当時の「病院に連れて行く」という行動の主体は母だったのです。
私は一緒に行くものの、今考えると付いて行っているだけでした。
親の行動を見ていた自分がやがて同じことをする
それが今、こうして我が家に猫のむぎを迎え、病院に連れて行くのは私の責任になりました。
かつては一緒に付いて行くだけだった動物病院。
それが今、病院へ連れて行き、先生に症状を話し、診察台で愛猫をなだめ、保定し、処置を終え、診療費を支払って自宅に戻り、処方を施すことを自分自身が行っている。
ふと、そのことに不思議な感覚を覚えました。
【調子が悪いから病院に連れて行く】
それは当然のことですが、子供の頃はやはり母任せでした。
飼い主としての責任を100%自覚し、動物病院に自然に連れていけたのは、そんな母の行動を見ていたからだと思います。
- どうやって病院に連れて行くか
- 動物病院に行った時にどうすればいいか
- 病院に行った猫がどういう行動を取る可能性があるか
- 診察や処置時に保定する必要があること
これらを実際に見て経験しているのとしていないのではだいぶ違うと思います。
「ペットを動物病院に連れて行くときのやり方」なんて学校では教えないですしね。
子どもは親のしていることを無意識に学んでいる
その昔、病院で母にしがみついていたミーのように、むぎも私にしがみついてきました。
そんなところも「ああ、昔こうしてミーが母にしがみついていたなあ」と母と自分がかぶりました(ちょっと油断して流血してしまいましたが)。
猫もなれない場所に連れてこられておしりにブスッと注射されたら、痛くて驚いちゃいますよね。
ワクチンは平気だったけど、今回の尿結石に対しては3本×2日だったもんね…。
そんな風にこなしている自分を見て、親のしていることを子供は自覚なしに見て学んでいるものだと、改めて感じました。
(むぎは元気になりました!)
むぎにゃん尿結石闘病記録はこちら↓
https://muginyan.com/2019/08/27/day309_190826/